今日の給食【10月14日】

主食:かしわどんぶり 汁物:豚汁 その他:ミニフィッシュ 牛乳

10月14日の給食

今日のもぐもぐさん

 鶏肉のことを『かしわ』と言います。これは、加熱した後の鶏肉の色が、柏の葉の色に似ているからだそうです。

 なぜ、わざわざ鶏肉と言わずに『かしわ』と言うようになったのかを調べてみると、そこから庶民のしたたかさが見えてきました。

 仏教が日本に伝来してきたころから、日本でも禁肉食の考えが広まりました。

 『この鶏は、親や祖父母の生まれ変わりかもしれない』という輪廻転生の考え方からくる本能的な不快感から食べない、という場合もあれば、時の為政者によって肉食が法律で禁止されていたこともありました。

 しかし、いつの時代であっても肉のうま味は人々を魅了してしまうようです。法律で禁止されて表立って肉を売れない時には、人々は肉とばれないように隠語を使って肉を売り買いするようになりました。

 その隠語が『かしわ』です。同じように、イノシシは『ぼたん』、鹿は『もみじ』、馬は『さくら』と呼ばれるようになりました。

 では、豚や牛に隠語が無いのはどうしてでしょうか?答えは簡単。肉が禁止されていた時代に豚や牛を食べていなかったからです。

 明治時代に入ると、明治政府はこれまでの禁肉食路線から一転、富国強兵のために肉食を推奨するようになりました。 豚や牛が畜産として一般的になったのは明治時代からです。

 現代の私たちは、健康寿命の延長のために肉よりも魚を食べることを推奨されていますが、完全に肉食を無くすことは不可能でしょう。健康のためであろうが、仏教での教えであろうが、法律で禁止されていようが、人々の美味しいお肉を食べたい!という情熱はこれからも消えることはなさそうです。せめて、意識的に野菜を食べて、肉と魚の比率が1:1になるようにしてください。

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クラスの様子

 給食の後、いつものように残食チェックにまわっていると、とんでもなく可愛い動物さんたちに出会いました♪

 どうやら、音楽会が関係しているようですよ☆