今日の給食【7月15日】

主食:ご飯 主菜:赤えいの唐揚げ 汁物:サンラータン その他:かつおふりかけ デザート:杏仁豆腐 牛乳

7月15日の給食 アカエイの唐揚げ

 杏仁豆腐は、杏(あんず)の種の中にある『杏仁』から作る中国のデザートです。白くてフルフルしているところから豆腐という言葉が名前についていてますが、豆腐とは全く関係ありません。子どもたちの反応は、好き嫌いがはっきり分かれましたね・・・。

今日のもぐもぐさん

 『食で世界と繋がろう!』4日目の今日は、中国をテーマにした献立です。

 本来ならば主菜はホイコーローだったのですが、警報で休校になった日の赤えいを冷凍庫にそのままにはしておけないので、献立を変更させていただきました。ホイコーローを楽しみにしていてくれた人、ごめんなさい!かつおふりかけも、警報で出せなかった日の分です。

アカエイ アカエイの唐揚げ

 赤えいは、県内産推進事業の一環でいただいたものです。コロナの影響で兵庫県産の農産物の需要が減ってしまったので、代わりに兵庫県の子どもたちに食べて欲しい、という生産者さんたちのご厚意です。

 サンラータンは中国のスープで、酸辣湯と書くように酸っぱくて辛いスープです。今日は、お酒・醤油・チキンスープ・酢・砂糖・コチジャン・塩・胡椒で味付けをしました。給食ではあまり極端な味は出せなので、お酢の量もコチジャンの量も控えめにし、幼稚園の子でも食べられるようにしています。

 本来のメニューだったホイコーローは、中国料理で、豚肉とキャベツ(本場は芽にんにく)のみそ炒めです。

 日本では残念ながら赤えいは網を切ったり、貝を食べつくしたりと、漁師さんにとっては『海の厄介者』で、硬そう、臭そう、というイメージの悪さも相まって、食用としてもあまり広まっていないそうです。

 しかし、実際は上品な白身魚の味がしてとても食べやすかったです。給食で美味しい!と思った兵庫県の子どもたちが、大人になったときに抵抗なく赤えいを食べるようになって、赤えいが『厄介者』から『地元の自慢の食材』になれば嬉しいです。

 ちなみに、赤えいの尻尾の部分にはとげがあって、とげが刺さるとそこから毒が注入されてすっごく痛いそうです。海でえいを見かけても、絶対に近づかないでくださいね!