今日の給食【6月14日】

主食:ご飯 主菜:肉じゃが 副菜:ひじきと大豆の煮物 牛乳

6月14日の給食

今日のもぐもぐさん

 今日は久々の肉じゃがでした。昼休みにたくさんの子たちから「肉じゃが美味しかった!」と言ってもらえたので良かったです。

 色々なレシピがあると思いますが、給食では淡口しょうゆ:濃口しょうゆ:みりん:砂糖=3.5:3:2:3で味付けをしています。

 日本でのじゃがいもの品種は数多くありますが、一番有名なのは『メークイーン』と『男爵いも』なのではないでしょうか。

 『メークイーン』の語源は『メイ・クイーン』で、日本語にすると『5月の女王』という意味です。『メイ・クイーン』とは昔ヨーロッパで行われた5月祭で、豊穣の女神の象徴として祭りを彩っていた、花の冠をかぶり、白いドレスを着た少女たちのことだそうです。どうしてそれがじゃがいもの花の名前になったのかは不明ですが、たしかにメークイーンの花は、5月の女王にふさわしい、薄紫色でとてもきれいな花です。

 『男爵いも』の語源は、そのままズバリ男爵です。川田男爵という方が明治時代に男爵いもを北海道で広めました。

 男爵いもが広まったものの、当時は何の品種か分からなかったので「男爵が広めたから男爵いもでいっか。」ということで、男爵いもと呼ばれるようになったそうです。その後アメリカの『アイリッシュ・コブラー(アイルランドの靴直し職人)』という品種だということが分かったのですが、これもアイルランド人の靴直し職人さんが育てていたから、という理由でアメリカで名付けられたそうです。男爵いもと名付けられ方が一緒ですね♪

 メークイーンは、荷崩れしにくいのでカレーやおでんなどの煮物料理によく合います。男爵いもは荷崩れしやすいのでコロッケやポテトサラダによく合います。

 メークイーンは、他のじゃがいもの品種に比べて、毒性のあるグルコアルカロイド(いわゆるソラニンなど)が多い・増えやすい・作られやすい、などの特徴があります。そのため、学校園や自家菜園で育てたメークイーンを食べて食中毒を起こす事故が毎年のように発生しています。グルコアルカロイドによる食中毒は、下痢・嘔吐、ひどい場合は呼吸困難や意識障害など、決して軽くみてはいけません。また、その毒性は調理によって無くなってもくれません。食べてみて苦みやえぐみを感じたら、食べるのを止めましょう。

 素人がじゃがいも、特にメークイーンを作るのは危険であることを知っておいてください。

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