今日の給食【6月24日】

主食:焼きめし風混ぜご飯 汁物:春雨のスープ 牛乳

6月24日の給食

 チャーハンを食べたい!という子どもたちの声に応えるべく誕生したメニューです。

今日の給食【6月25日】

主食:ご飯 主菜:鯖の照り焼き 汁物:野菜雑煮

6月25日の給食

今日のもぐもぐさん

 4年生の道徳で『いろいろな食べ方』という教材があります。

 【外国との違いを受け入れるには、どうすればよいか考えよう】という目当てで授業をしました。

 導入で、日本の食事マナーについて質問しました。器を持って食べる・お箸を正しく持つ・いただきますをきちんと言う・左手を出す・好き嫌いをしない・音をたてない、などの意見が出ました。

 物語は、インドとパキスタンからホームステイに来たジーナとアジェイの歓迎会で、二人が豚肉や牛肉を食べないこと、手で食べることに対して主人公が『行儀が悪い』と感じて嫌な気持ちになる、ということから始まります。

 ここで中国の韓国の食文化について話をしました。

 中国では出された料理を全て少し残します。韓国では器を持たないで食べます。ここでは、中国に対してもったいない・作った人に悪い・韓国に対して犬食いで行儀が悪い・姿勢が悪くなる などの意見が出ました。

 物語の続きでは、主人公が親戚のお姉さんに豚肉や牛肉を食べないのは、信じている神様がいるからだということ、手で食べるのは、それが正しいマナーである、ということを聞いて、納得し、二人のことをもっと知りたくなった、となって終わります。

 中国で少し残すのは、完食してしまうと『足りなかった』という意味になってしまうからです。少し残すのは、むしろ作ってくれた人への気遣いだと言えます。韓国で器を持たないのは、昔は銀の食器を使っていて、熱いものを入れたらとても熱くなるからです。今では銀の食器だけを使っているわけではありませんが、風習として残っています。韓国では器を持つのは逆に急いでいるようで行儀が悪いそうです。

 それを聞いた子どもたちは「へー」「知らんかったー」という反応で、大体は【納得した】【日本の当たり前が、他の国では当たり前ではないことが分かった】という意見でした。中には【それでも嫌な気分はする】【日本に来たら日本のやり方をした方がよい】という意見もありました。それもまた一つの考え方、意見だと思います。

 ここで子どもたちに聞きました。物語の主人公は、外国の文化について知ることによって、受け入れることができましたが、みんなは『外国の人となかよくするためには、どんな気持ちや考え方が大切』だと思いますか?

【子どもの意見より】

・日本と外国は同じ決まりじゃないから、互いの文化を大切にすればよい。

・相手のことを知ろうとし、教え合う事が大切。

・自分とは違っていても、理由があるのかもしれないと考えて、そういうもんだと思う。

・相手のやり方を受け入れて共感する。

・違うと思っても、やり方を教えてもらって、一緒にやってみる。

・日本と外国の文化は違うから、嫌な顔をせずにふれないでおく。

・一緒に遊んだら仲良くなると思う。

・相手の国のことを調べてみる、もしくは行ってみる。

 一人の子が言いました。『違いがあるのは外国だけじゃなくて、日本人であっても色々な人がいるから、納得し合って、受け入れることが大切やと思います。』

 日本は島国なため、日本人は特に違いを受け入れるのが難しいと言われます。今日、子どもたちが感じた思いを、大人になっても持ち続けてほしいと思います。