今日の給食【10月5日】

主食:ご飯 主菜:芋煮 副菜:千切りイリチー 牛乳

10月5日の給食

今日のもぐもぐさん

 今日の芋煮は、山形県を中心とした東北地方の郷土料理です。

 特に山形県の河原で行われる『芋煮会』は秋の風物詩として長年親しまれてきました。巨大な鍋に大量の芋煮を作ってみんなで河原で食べるのです。ニュースなどで見たことがある方も多いのではないかと思います。

 今年は残念ながら芋煮会は中止になってしまったそうです。来年こそは再開できるよう願うばかりです。

 芋煮は里芋を入れる、ということは共通していますが、牛肉を使うか豚肉を使うか、しょうゆ仕立てかみそ仕立てかは、地域によって違うそうです。給食の芋煮は、豚肉、もしくは鶏肉を使ったしょうゆ仕立てです。

 メニュー発案当時は『芋煮は子どもたちには受けないだろうけど、せっかく生の里芋が使える時期だから、郷土料理の紹介という名目で1回だけ出そう。』と思って出したのですが、生の里芋のおいしさが子どもたちに伝わったのでしょう(旬の時期以外は冷凍の里芋を使っています)。大人気とまではいかないものの、ちょっと意外なくらい人気があったので、給食でも芋煮が秋の風物詩になりました。

 逆にいうと、芋煮には必ず冷凍ではなく生の里芋を使う、という暗黙のルールが栄養士たちの中で出来上がってしまいました。芋煮は『献立に芋煮を入れたものの、時期が早いとか遅いとか、不作だとかいう理由で生の里芋が使えなくなったらどうしよう・・・』とドキドキしなくてはならない、栄養士泣かせのメニューなのです。

 今日は無事に生の里芋が届きました。良かった良かった♪

 ちなみに材料は鶏肉・里芋・人参・こんにゃく・ごぼう天・しめじ・根深ネギで、味付けはかつおだし・しょうゆ・砂糖・みりんです。

 せっかくの里芋のおいしい時期です。お家でも作ってみてください♪