今日の給食【12月13日】

主食:ご飯 主菜:鰹のオーロラ煮 汁物:コーンスープ 牛乳

12月13日の給食

今日のもぐもぐさん

 3年生の国語の教科書に出てくる『すがたを変える大豆』に関連して、色々な食べ物の変身した姿を子どもたちに紹介してきましたが、今日は【鰹】です。

 今日は、鰹の角切りに片栗粉をまぶして油で揚げたものを、素揚げにしたさつまいもと一緒にケチャップ・みそ・みりん・砂糖=10:2:2:3(g)で作ったソースで絡めました。子どもたちに人気のメニューです。

クラスの様子

 おかわりの列に長蛇の列が!!

すがたを変える鰹.pdf [ 1056 KB pdfファイル]

 鰹といえば『鰹のたたき』が有名ですが、鰹のたたきは漁師さんが船上で食べていたのが、しだいに一般に伝わったとされています。皮ごとあぶるのは、カツオ特有の生臭さを消したり、固い皮を食べやすくするためです。では同じ赤身のマグロをたたきにしないのはどうしてでしょうか?

 それは、まぐろは釣った後にすぐ血抜きをし刺身にするときも匂いが強い血合いの部分を取り除くので、生のままでも生臭くないからです。しかしカツオは安くて大量に釣れるため、そこまでの下処理がされませんでした。そこで、美味しく食べるために『表面をあぶる』という料理法がうまれました。

 また、昔々鰹の食中毒を防ぐために生食が禁止された時代に、表面だけをあぶって焼き魚と偽って食べたから、という説もあります。美味しいものを禁止されてもこっそり食べる、というのは歴史上よくある話です。
 「かつおのたたき」の【たたき】とは、その名の通り“叩く”を意味します。調理の際に、塩やタレをかけて叩いて味を馴染ませたことに由来するといわれています。昔の人の知恵ですね。