今日の給食【6月29日】

主食:ご飯 主菜:かじや風ドライカレー 汁物:レタススープ

6月29日の給食

今日のもぐもぐさん

 今日は三木市の郷土料理である鍛冶屋鍋をアレンジしたメニューでした。

調理場の様子

 みじん切りにした人参・玉ねぎと、タコと豚ひき肉を炒めていきます。

調理場の様子

 ナスを加えて更に炒めます。

鍛冶屋風ドライカレー 鍛冶屋風ドライカレー

 カレールーとケチャップとウスターソースで味を整えたら出来上がり♪

 ちょっと分かりにくいですがタコとナスが入っています。

 三木市は今でも金物の町と言われているように、昔から金物を作る鍛冶職人さんがたくさんいました。

 その鍛冶職人さんが、暑い夏を乗り切るためにスタミナがつくタコと、体を冷やす効果のあるナスを甘辛く煮た『鍛冶屋鍋』を好んで食べていたそうです。

 しかしタコもナスも子どもたちにとって少々食べにくい食材なので、少しでも鍛冶屋鍋が良いイメージになるようにカレーにアレンジしています。

クラスの様子 クラスの様子

 三木市のことは主に3年生で学習します。三木市が金物の町であることもよく覚えていました。

 江戸時代から優れた技術とともに受け継がれてきた『播州三木打刃物』は、平成8年に『全国伝統的工芸品』として指定を受けました(鋸・鑿・鉋・鏝・小刀)。

 現在12名の方が伝統工芸士として腕を振るわれています。伝統工芸士とは、国が行う試験にパスした人だけが名乗れる資格です。試験を受けるにも経験と実績が必要で、しかも一度取ったら一生名乗れるわけでなく、5年ごとに試験を受けないといけない厳しい資格です。だからこそ長年技術が守られています。

 ご高齢で辞めてしまう方もいれば、三木の金物の魅力に惹かれて三木市に移住される若い方もいらっしゃるそうです。今の子どもたちが鍛冶職人さんに興味を持って、三木市の伝統をこれからも守っていってくれると嬉しいですね。