今日の給食【1月23日】

主食:大豆のそぼろ丼・チンゲンサイのナムル 汁物:卵スープ 牛乳

1月23日の給食

今日のもぐもぐさん

 『物価の優等生』という言葉を聞いたことはあるでしょうか。長い間価格が変わらず、かつ安い物を言います。もやしなどにも使われる言葉ですが、代表的なのは卵です。驚くべきことに50年近く価格がほとんど変わっていません。

 ところが、昨年の夏あたりから、とうとう価格が大幅に上がり始めました。原因としては、輸入している飼料の高騰、光熱費の上昇、鳥インフルエンザによるにわとりの数の減少などが挙げられます。にわとりは生き物ですので、食べ物を与えないわけにはいきませんし、にわとりが卵を産むようになるまでは産れてから5か月ほどかかるそうなので、しばらくは卵の高値は続きそうです。

 では、常に卵の値段を一定にするために、にわとりをたくさん育てておけば良いのかというと、そんなに単純な話ではありません。にわとりを増やし過ぎて卵が余ると、今度は卵の値段が下がってしまうので、そうなると今度はにわとりを処分しなくてはいけなくなります。卵や牛乳、野菜もそうですが、生き物からの恩恵を人間が管理するのは本当に難しいです。

 高くなったとはいえ、1個20円~30円です。含まれている栄養価を考えると安すぎるくらいです。50年間値段が上がらなかったことの方が異常だったのだと納得して、1個1個をありがたくいただきたいですね。

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