今日の給食【3月7日】

主食:赤飯 主菜:鰆の塩麴焼き 副菜:れんこんのきんぴら 汁物:紅白雑煮 デザート:お祝いゼリー 牛乳

3月7日の給食 ゼリー

今日のもぐもぐさん

 本校の卒業式は3月23日ですが、中学校や幼稚園の卒業式・卒園式はもう少し早いので、今日卒業おめでとう献立を出しました。

さわら(鰆)

鰆

 さわらは成長に伴ってサゴシ⇒ヤナギ⇒サワラと名前を変える出世魚です。60cm以上をサワラと呼びます。出世魚はサワラ以外にブリやスズキなどおよそ80種類いますが、昔から出世魚は縁起の良い食べ物としてお祝いの席などで食べられてきました。

 なにも組織の中で出世して欲しいと思っているわけではなく、一人一人が自分らしくいられる場所で、のびのびと力を発揮してくれることを願っています。

赤飯

 昔から赤色には邪気を払う力があると考えられていました。大昔は本当に『赤米』という品種のお米を蒸していたそうですが、当時のお米はとても高級品で、赤飯は人々が普段から食べるものではなく、神様にお供えするものでした。それが徐々にお米に『ささげ』や『あずき』といった豆を入れて炊いた今の形になっていきました。お祝いの席で食べられるようになったのは室町時代からで、庶民がおめでたい日、ハレの日に食べるようになったのは江戸時代になってからだそうです。

 子どもは正直赤飯が苦手な子が多いです。今の小学生に限らず10年前の小学生も苦手でした。それが大人になると赤飯が嫌いという人はあまり見かけません。むしろ特別な感じがしてウキウキする!という人が多いのではないでしょうか。これも『小学生のとき、給食におめでたい食べ物として出てきた』という刷り込みのせいだったら嬉しいです。

れんこん・紅白雑煮

 れんこんは、穴が開いていることから『先を見通せる』と縁起の良い食べ物です。紅白雑煮は、赤色と白色のお餅が入っています。紅白がめでたい色の象徴となったのは、おめでたい時に食べる赤飯とお餅が理由だと言われています。

 

 小学校6年間、幼稚園から中学校までだとすると11年間給食を食べてくれた可愛い可愛い子どもたちのために、思いっきりおめでたい食べ物を詰め込みました。子どもたちの未来に幸多からんことを願いながら、これからも心を込めて給食を作りたいと思います。