今日の給食【5月20日】

主食:コッペパン 主菜:切り干し大根のソース炒め 汁物:かぼちゃの豆乳スープ デザート:ヨーグルト 牛乳

5月20日の給食

今日のもぐもぐさん

 普段あまり考えることのない腸ですが、実は腸はとても大切な器官です。

働く腸その(1)栄養を吸収する。

 小腸では食べ物の栄養を吸収し、大腸では水分を吸収しています。

働く腸その(2) 敵と戦う

 ウイルスや細菌、花粉など、体に悪さをする敵から体を守る働きを免疫と言います。実際に敵と戦ってくれる免疫細胞の70%以上が、実は腸で作られています。腸は免疫の要なのです。

働く腸その(3) 幸せを運ぶ

 脳で働く「セロトニン」は、幸福感をもたらし、心をおだやかに保つのに役立ちます。また、睡眠を促すホルモンである「メラトニン」の原料にもなります。不足すると落ち込みやすくなり、訳もなく悲しくなることがあります。このセロトニンの90%以上が腸で作られています。腸で作られたセロトニンが脳に運ばれて働くわけではないのですが、腸のセロトニンが多ければ、脳のセロトニンも多くなることが分かっています。

腸内細菌.pdf [ 90 KB pdfファイル]

 そんな腸の中には千を超える種類の菌が住んでいるのですが、その働きによって大きく善玉菌と悪玉菌と日和見菌に分けられます。日和見菌はその名の通り、善玉菌と悪玉菌、その時々で優勢な方の味方をします。善玉菌と悪玉菌は常に綱引きをしている状態なので、善玉菌が弱くなったら悪玉菌と悪玉菌に味方をする日和見菌によって、一気に腸内は荒れてしまいます。善玉菌がいる発酵食品と、善玉菌のエサになる食物繊維を毎日食べるようにしましょう。発酵食品としてヨーグルトと納豆が普段から食べやすいと思います。発酵食品のキムチやぬか漬けにも善玉菌が含まれていますが、発酵させず、調味液に漬け込んだだけのキムチ風・ぬか漬け風お漬物もたくさん売られているのでよく確認してください。