6月27日(月)

ごはん・牛乳・ホキとれんこんの黒酢炒め・ちゃんこ汁

 

 

ホキについて

ホキはあっさりした白身の魚です。

身がほぐれやすく、加工に向いているので白身フライとして売られているものは、よくホキが使われています。

日本で親しみのあるホキですが、日本近海にはあまり生息しておらず、

海面から200~600mもぐったところに住んでいる“深海魚”と呼ばれる魚です。

南半球にあるオーストラリア(南部)やニュージーランドなどを中心に、

パタゴニア水域・南アフリカの沖合など温かい海に多く生息しています。

 

ホキは、食べやすい味とは裏腹に少し怖い顔をしていますよ。

気になる人は、「ホキ」とタブレットで調べてみましょう。

  

さて、今日の「黒酢炒め」少し苦手…な人に話を聞いてみました。

何が苦手なのかというと…「お酢(黒酢)が苦手」ということでした。

食べ物は、甘味・うま味・塩味・苦味・酸味5つの基本味でできています。

 

★味が教えてくれること★

(1)甘味…エネルギー源として、絶対に欠かせません。本能的に”好き!”と感じます。

動物の始まりの時代…世界には食べ物はほとんどありません。

なんとしても生命を維持するため、私たちのご先祖様は必死だったのですね。

(2)うま味…からだをつくるもとになる”たんぱく質”=うま味 として体にとりこむようにできています。

(3)塩味…ミネラルとも呼ばれ、体のバランスを保つためには欠かせないもの。

汗をたくさんかいた日には、塩味のきいたものはおいしく感じますね。

(4)苦味…毒がある食べ物を知らせてくれます

(5)酸味…食べ物が腐っていることを知らせてくれます

このように人は、本能的に

体に必要なもの=おいしい・好き

キケンなもの・体調を崩すもの=苦手・おいしくない と感じるようにできているのですね!

 

人の舌には「みらい」という器官があり、年齢とともに衰退していきます。

年をとると味付けが変わったり、濃い味付けのものを好むようになるのは、この「みらい」の衰退が関係しているといわれています。

★「がんばって、ひとくち」の意味★

「みらい」とは別に「味覚」というものがあります。

苦手なものを”まったく食べない”でいると、大人になって「好き」になることはめったにありません

けれど、「がんばって、ひとくち」を続けていると、成長の過程で「食べられる」「まあまあ」「すき!」になることもあります。

これは、成長の過程でたくさんの食べ物に触れ、”味覚が発達”したことで起こります。

コーヒーなど小さいときは、におい・味が苦手でも、大人になったら好きな人が多いのも「味覚の発達」が関係しているのかもしれませんね。

 

酸味・苦味など”キケン”と本能的に感じてしまう味の「安全である」「おいしかった」経験を積み重ねて

自分の舌の可能性を広げましょう!!