綿から始まる物語
実は昨年度も、今の年長さんが年少さんの時にお願いごとをしていました。
先生「みんなが年長さんになったら、秋に採った種を植えるのを手伝ってくれる?」
子どもたち「いいよ~!」
■綿の種植え
そうして昨年度の年少さんが年長さんになり、4月終わりに春蒔きの種植えを手伝ってくれました。その中に綿の種もありました。
■綿の実収穫
やがて芽が出た綿は、花壇の田んぼの隣の花壇に植え替え、秋になって田んぼの稲の横で無事綿の実を実らせました。
綿の実を収穫です。このふわふわが糸になる訳なのですが、収穫した綿がそのまますぐ糸にはなりません。いろいろな工程があるのです。
それは、昨年度tamaki niimeさんの工場見学に行ったご縁でお出会いした、おじいさんとおかみさんが教えてくださいました。
今年はそれを実際に自分たちの手で実現してみたい!!
そこで、給食後に、興味をもった子どもたちで少しずつ実体験をしてみることにしました。
■綿繰り・綿打ち
まず綿から種を取り除き、ブラシで毛並みを揃え、くるくるっと巻いて綿の束を作ります。
その束から糸車で糸を紡いでいくのです。
■糸紡ぎ
初めは、手加減が難しいので、先生が糸の束を引き、子どもたちが糸車を回す役割をしていましたが、
なんとしばらくすると、子どもたちだけで糸車を回して糸を紡ぐことができるようになってびっくり!
子どもたちはすっかり糸紡ぎの楽しさに取りつかれていきました。
■1年生と糸紡ぎ体験
そして、今年もおかみさんに来ていただくことができました!
今年はなんと、1年生のお兄さん・お姉さんも一緒です!!
1年生は、2学期に国語で『たぬきの糸車』を学びます。そのお話の糸車にふれて実体験することで、きっとお話の心情をより深く感じ取れることでしょう!
とにかく1年生たちの興味・関心の高さが凄かったです!どの子も食いつくようにおかみさんの話を聞き、体験し、とても喜んでいました!
質問をする子もたくさんいたので、おかみさんは3年生の総合で学ぶような内容も特別にお話してくださいました。
1年生が帰った後、幼稚園のみんなも一つ一つの工程を道具を使って楽しみました(^^)
昔の人の手仕事は大変ですが、自然の有難さやそこから物ができる喜びをじっくり味わうことができ、とても豊かな気持ちになります。
おかみさんには今年度も貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
■機織り
この糸を紡ぎためて、子どもたちと少しでも織物体験ができたら・・・!!!
そこで、市販の機織りキットを使って、縦糸に凧糸、横糸に幼稚園で紡いだ綿で機織りをしました。
初めは先生と一緒にしていましたが、コツが分かると、縦糸だけ用意していれば自分たちで機織りができるようになりました!
そして、自分たちで綿から育て、紡いだ糸から、小さな織物が出来上がりました!!!
田んぼ先生が原種の茶色と緑色の綿をくださっていたので、3色の糸を紡いで織ることができました。
自然から採れた、本当に一から手作りの織物です。ナチュラルで何とも言えない素敵な色合いですね(*^^*)
三樹幼稚園の子どもたちは、こうして綿の種から糸や布ができるまでの実体験を味わうことができました。
お米作り同様に、自然や物を大切に思う気持ちが育ってくれたらと願います。
