<バタフライガーデン・ヒョウモンチョウ からの続きです>

 

これまで、チョウチョの飼育や観察は、6月半ばくらいにヒョウモンチョウを見送って終わりでした。

ところが今年、三樹幼稚園にもう1種類のチョウチョが生息していたことが分かったのです!

 

きっかけは、5月27日にエコロコ講座です。

その時に来てくださった先生が「クスノキの葉っぱはいい匂いがしますよ~」と

三樹っ子畑のクスノキの葉っぱを見つけて教えてくださったことでした。

これまで、幼稚園にクスノキが植わっていることを全く意識していませんでしたが、

そうか、幼稚園にもクスノキがあったのか…クスノキ…

そういえば…友だちの先生が毎年クスノキについているチョウチョの幼虫を捕まえていたな…

あ!!もしかしたら、そのチョウチョが幼稚園にもいるかも!!!

急いでクスノキを見に行くと、アゲハチョウの幼虫のような黒い虫がいました。

「これかも・・・!」と思い、密かに職員室前でしばらく育てていると、途中でアゲハチョウの幼虫のように、緑色に変わりました。

   

すると、このくらいの時から、子どもたちが「これ、何なん?」と気にするようになりました。

      

ヒョウモンチョウとは違う、でも年長さんが育てていたあーちゃんには似てるなあ・・・

   

先生と一緒に、ご飯になる、クスノキの葉っぱを取りに行って、お世話もし始めました。

すると、しばらくしてさなぎになりました!

これが、葉っぱと同化してしまうくらい、本当にそっくりの風貌なんです!!

葉脈がきゅっと集まったような部分をみて、子どもたちは「ちょんまげみたい!」と言っていました(笑) 確かに!

   

そして、そのさなぎの中身がだんだんリアルに見えるようになってきました。

向かって右側の写真は、ちょんまげのところが空洞になっているのが分かります!

 

そうしてしばらく経って、遂に新しいチョウチョが生まれました!名前はアオスジアゲハです。

青色がとっても綺麗・・・!見とれるような美しさです(*^^*)

   

緑っぽい点々が見えますが、これがアオスジアゲハの蛹便(ようべん)、チョウチョになるために頑張った印です。

ヒョウモンチョウのようにたくさん数がないので、先生はみんなで生まれた喜び、生命の動きを体感しよう!と考えました。

   

   

一人ずつ、大事に大事にアオスジアゲハを両手で包み込みます。

   

みんなで優しく抱え、そーっとそーっと、テラスに移動し・・・

それ!アオスジアゲハはみんなの手から元気に飛んでいきました!

子どもたちにとって、みんなでチョウチョを見送る素敵な経験となりました(^^)

 

   

本当に、アオスジアゲハの美しさは格別です!

友だちの先生が毎年幼虫を見つけに行っていた気持ちがよく分かりました(^^)

きっと、私たちが知らない間も、密かにアオスジアゲハはクスノキから生まれ、飛び立っていたのでしょう。

今年、こうして巡り合えてとても嬉しかったです。

 

来年度も三樹幼稚園の園庭が素敵なバタフライガーデンになりますように・・・