チョウチョとの出会いで、年長さんは観察記録を字や絵で表現することで、思ったことや感じたことを表現しましたが、

年少さんは絵画制作を通して、大好きなチョウチョの思いを表現していました!

■モンシロチョウ

半分に折った色画用紙を丸く切っただけのシンプルなモンシロチョウですが、

はさみの経験もまだ数回程度の子どもたちが線に合わせて一生懸命に切り、

開いて出来上がった時には、とっても嬉しそうにしていました!

■ヒョウモンチョウの幼虫

ヒョウモンチョウの幼虫を絵の具で描いています。

黒の絵の具だけ少し濃いめにして、子どもたちに任せて自由にのびのび描きました!

赤い点々模様や、ツンツンした体の様子など、良く見て、良く触って、幼虫と遊んできた楽しさや大好きさが伝わってきます(^^)

■ヒョウモンチョウのさなぎ

ヒョウモンチョウの魅力の一つである、さなぎのキラキラ模様をうまく再現しています。

新聞紙をくしゃくしゃにして遊びながらさなぎの形を作るのを楽しみ、

その後、自分でキラキラ模様を切って、自分が思う数や場所に貼りました!

■ヒョウモンチョウ

      

チョウチョになったヒョウモンチョウの姿を絵の具の合わせ絵で表現しています。

先生たちは、偶然できた模様ができるだけ本物のヒョウモンチョウに近づくよう、教材研究を重ねていました。

いつもより絵の具を薄くして、色合いもヒョウモンチョウに近い色を何色も用意、

台紙を何色にするかも吟味し、いろんな色の画用紙も試しましたが、やっぱり白が一番だったそうです。

描く時は、あえて半分に折り、半分だけにヒョウモンチョウの模様を思って描き、

重ね合わせて、魔法のおまじない!

合わせ絵を開いた時の模様の素敵さに、子どもも大人も魅了されていました!

偶然できた模様ですが、本当のヒョウモンチョウみたいですよね!

■アオスジアゲハ

  

重ね合わせてチョウチョの形に切った後、一人ずつ模様の窓の大きさを確かめながら、先生と一緒に切っていきました。

黒色の部分は、色画用紙でも、絵の具でもなく、あえて墨で!!

アオスジアゲハの美しい青が映えるようにと、先生たちのこだわりです!

そして、模様の青は、セロファンの色を何色か重ねています!

模様の窓ごとに少しずつ色が異なるのが分かりますか?

一人ずつ子どもと色合いを決めながら、それぞれの窓に自分の思う青の色を貼っていきました。

これだけ時間をかけて、自分の思いが込められた特注のアオスジアゲハなので、できた時には、

「うわ~!」と喜び、テラスに持って行ってひらひらと飛ばしてみたり、年長さんや他の先生に見せに行ったりしていました(^^)

中には、たらいの中で飼っているダンゴムシに見せていた子もいましたよ(*^^*)

太陽の光が模様の青を照らして、さらに素敵な色になっていました!

 

子どもたちの実体験と、先生たちの教材研究とが重なって、

その時感じた感動がまたよみがえり、さらに深く心に残る・・・

それを先生や友だちと共感できる・・・

子どもたちに豊かな経験をさせてくれた沢山のチョウチョたちに心から感謝です!