7月に入って、こめちゃん・うえちゃんはさらにぐんぐん生長していました。

そして、手持ちの「はかりんぼう」では足りないくらい、背丈が伸びていました。

   

そこで、今の「はかりんぼう」の丈を長くして、こめちゃん・うえちゃんの身体測定をすることになりました。

その時に、大事なことがあって・・・

★稲穂の背丈が60cm以上

★稲穂の株が20本以上

になっていた時には、次の工程「中干し」に入ることになります。

   

「中干し」とは、田んぼの水を全部抜き、土の中の悪いガスを抜き、稲穂の根をさらに伸長させるねらいがあります。

つまり、稲穂が大きくなった印なのです!

   

もし、この★印のどちらかをクリアしていたら、

こめちゃん・うえちゃんの生長のお祝い『中干しパーティー』ができると聞き、

子どもたちはわくわくしながら身体測定に向かいました♪

 

   

長くなった「はかりんぼう」でこめちゃん・うえちゃんの身長を測る子どもたち、

すると喜んで先生のところに駆け寄っていきました!

      

「先生!60超えてる!」「めっちゃ大きくなっとう!」「69もあった!」

早速身長の数字のところにマークをつけた子もいました!みんなの嬉しい気持ちが伝わってきます(^^)

後から植えたキヌヒカリと山田錦の稲を測りに行った子もいました。

でも、こちらはまだ60cmは超えていませんでした。

やっぱり、先に植えたこめちゃん・うえちゃんはお兄ちゃん・お姉ちゃんでした!

   

「はかりんぼう」の後は、株の数を数え始めました。

田植えをした時は、5本ひとまとめにして植えましたが、数えていくと「・・・22、23、24・・・」

どの株も軽く20本以上に増えていて、びっくり!

数えるのも大変で、「誰か、10本ひとまとめのところ、持ってくれへん?」

10本ずつ分けて数えることを思いついていました。

 

ものの長さを測ったり、数を数えたり、また、それを工夫して数えようとしたり・・・

(肥料作りの時は重さも量りました!)

「こうやって計りますよ」ではなく、自分たちが知りたいから、自分から行動し、自然と学んでいく・・・

この幼児期に、学びに繋がる実体験をたくさん味わう中で自然と身についていく力、”無自覚な学び”

米作りには、そんな活動要素がたくさんあり、教えられることがたくさんで、本当に素晴らしい題材です。

 

こうして、こめちゃん・うえちゃんの中干し判定はOKとなり、いよいよ中干しパーティーをすることになりました!

 

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