バタフライガーデン・ヒョウモンチョウ
<バタフライガーデン・アゲハチョウ からの続きです>
幼稚園では、ビオラの花に毎年ヒョウモンチョウがやってきます。
今年初めてヒョウモンチョウの幼虫に出会ったのは、5月末のことでした。
赤と黒の派手な格好をしているのに毒もなく触れて、ツンツンしているのに触っても痛くなくて、
触り出すと、どんどん可愛く思えてきてしまう、不思議な魅力の幼虫です!
子どもたちは夢中になってヒョウモンチョウの幼虫を見つけては観察ケースに入れていました。
すると、6月中旬のある朝、
キラキラ金色ボタンのあるさなぎから、1番年上のヒョウモンチョウが生まれました!!
登園してきた子どもたちが次々とヒョウモンチョウの誕生に気づいて、驚いたり喜んだりしました!
「あっ!このチョウチョ、ここに載ってる!」「ほんまや!」「やっぱりヒョウモンチョウやな」
子どもたちは本当にたくさんの幼虫を捕まえていたので、
この日から、三樹幼稚園のヒョウモンチョウの幼虫たちは次々と誕生していきました。
先生は、せっかくの命の誕生なので、子どもたちにその生まれたての生命を感じてほしいと願い、
丈夫に生まれたチョウチョを1匹ずつ、順番に子どもたちの掌にのせ、自分の手からチョウチョが飛び立つ実体験をすることにしました。
掌にそーっとのせて、ふわっと掌で包み込んで・・・「あれ、この子はぼくのとこにおりたいんやな」
チョウチョの羽が壊れてしまわないように、優しく包み込んでいますね!子どもたちのチョウチョへの思いやりが伝わってきます。
「あ!飛んだ!」「やったー!」「あんなとこまで行った!」
みんな、チョウチョが生まれて、無事飛びたてたことを本当に喜んでいますね(*^^*)
子どもたちの心に、きっと命の愛おしさが実体験として残ったと思います。
それから、先生は子どもたちとチョウチョの記録も残していました。
チョウチョが生まれる度に、オスかメスかを先生と一緒に見分けて、そのチョウチョのシールを貼っていたのです。
このことで、子どもたちは雄雌を判別するために、チョウチョの模様をよく見るようにもなりました。
そして、今年1学期に生まれたヒョウモンチョウの表がこちらです!!!
当初の予想よりもたくさん生まれ過ぎて、先生は何回も表を継ぎ足していました(^^;)
どれだけ子どもたちが幼虫を見つけていたか、そして無事誕生したか、お分かりでしょう?
・・・あれ、7月以降に少し模様の違うチョウチョが貼ってありますね。
そうなんです!三樹幼稚園のバタフライガーデンはまだ続きがあったのです!!
<バタフライガーデン・アオスジアゲハ に続きます>