大雨が降った翌日、バケツやたらいの稲を再び外に出しました。

水かさが増えていたので、子どもたちはカップですくって3cmになるよう水を出していました。

新しい水が加わって、以前より透き通ってきたバケツやたらいの水。

しかし!!!その水をよ~く見てみると・・・なんだかウネウネ動く虫がたくさん・・・

そう、これらの虫はボウフラでした・・・(≧◇≦) これは大変!

そこで、子どもたちとその虫を見に行った後、相談しました。

先 生「今さっき、水の中になんか虫がおったやん?

   あれって、こめちゃん・うえちゃんのお友だちになるかなと思ったんやけど、

   実はボウフラって言って、大きくなったらみんなの腕とかを刺す蚊になるねんて」

子ども「え~!!!」「いやや!」「それは困る・・・」

そこで、ネット検索をして、薬剤を使わずにボウフラを退治する方法を何通りか探してみました。

(1)熱湯・・・「あかん!」 

(2)塩・・・「それもあかんわ」 

(3)油・・・「いやあかんやろ!」

(4)食器用洗剤・・・「それもあかん」 

(5)漂白剤・・・「絶対にあかん」

(6)10円玉・・・「え?」「10円玉でやっつけれるん?」

        銅イオンが発生して、ボウフラの成長を妨げてくれるそうです。

(7)メダカを入れる・・・「え?メダカやったら、ひまわり組さんで飼ってるメダカがおるやん!」

           大きなメダカだと、ボウフラを捕食してくれるそうです。

結果、(6)と(7)だったら、こめちゃん・うえちゃんに影響なくボウフラを退治できるかもしれないことが分かりました。

ただ、問題もあります。

【(6)について】

10円玉をどう手に入れるか、です。

子ども「じゃ、家から10円玉持って来るわ!」

先生1「待って!そんな簡単に言うけど、お家のお金は、お家の人が一生懸命働いて貰ったお金でしょ?

   そんな大事なお金を簡単に使ったらあかんと思うわ。

   …あ、先生たちの10円だったら、自分たちが働いたお金だから、もしかしたら貸してくれるかも」

子ども「やったー!」「先生ありがとうー!」「先生、神様ー!」

先生1「待ってよ、でもバケツだけでも20個あるし、1個のバケツに10円玉1枚じゃ少なすぎるから、

   結構な数の10円玉を先生たちから借りなあかんで!」

子ども「じゃ、何円借りたか、ちゃんと書いとかなあかん!」

先生2「ほんまやね!じゃ、先生が借りたお金が分かるように表を作っとくから、

   みんなは先生たちによ~くお願いして、10円玉を借りるねんで!」

子ども「はい!」「分かりました!」

そして、子どもたちは先生一人一人に借金の交渉に行きました。

      

子どもたちは、先生たちに事情を説明し、先生たちが持っているありったけの10円玉を借りました。

      

茶色の色画用紙で作った10円玉のマークを、借りた先生の欄に借りた分だけ貼っていきます。

   

子どもたちは先生たちからこれだけの10円玉を借りることができました!

いよいよ、10円玉をバケツに投入です。

      

   

1つのバケツに2個ずつ10円玉を入れました。

翌日・・・見落としているかもしれませんが、ウヨウヨいたボウフラがどうやらいないのです!

     効果ありなのでは!!!

     でも、大きなたらいや花壇の田んぼに大量の10円玉を置くわけにはいかず・・・

バケツ以外の田んぼには(7)のメダカが有効か?!

 

それにしても、これまで教師生活を送ってきて、

子どもにお金を貸したのは初めての経験でした(^^;)

 

<田んぼ日記 (5)ボウフラ大発生…からのメダカ? に続きます>