4月22日、芽出しの準備を始めて6日目。

遂に、こめちゃんとうえちゃんから芽が出ました!

朝からすみれ組は大騒ぎ(^0^)!

   

「ほら!芽が出てる!」「かわいい!」「やった~!」

      

芽が出たのを知って、子どもたちがまず起こした行動が、『デジカメでこめちゃんとうえちゃんの写真を撮る』でした!

子どもたちの感動が、デジカメを撮る動機に繋がっています。

      

その後、せっかくなので、昨年度のソニー幼児教育プログラムでいただいた顕微鏡で

こめちゃんとうえちゃんの様子を見てみました。

肉眼では見えないリアルな姿に、みんなくぎづけでした!!

 

というわけで、いよいよ種植えです。

少し芽が出たこめちゃんとうえちゃんを慎重に種箱の土に植えていきます。

      

   

どの子も真剣な眼差しで、こめちゃんとうえちゃんの芽が傷つかないよう、一つ一つ丁寧に一生懸命に植えていました。

けれども、この活動を想像を超える大変な作業で、

これまで、どんな重労働でも弱音1つ吐かずに取り組んできた子どもたちも

今回のこの種植えでは、「もう無理・・・手伝って・・・」という子が何人か出てきました。

 

しばらく様子を見ていた先生は、「お友だちが困っているみたいだよ」と他の子に伝えました。

すると、種植えを終えた他の子たちがその子のそばに寄っていきました。

代わりに植えてあげるのかなと思ったらそうではなく、

その子のそばに座って寄り添ったり、

「こっちに植えた方に、先に水やっとくよ」と種植え以外のことを手伝ってあげたりしていて、

私達職員は大変驚きました。

 

”こめちゃんとうえちゃんのお父さん・お母さん代わりはできないから、

そこは大変だけど自分で頑張って植えるんだよ。

でも、その他のことは助けてあげるからね!”

そんな、子どもたちの声が聞こえてくるような、真っ当で優しい、子どもたち同士の援助でした。

本当に大切に、種もみのお父さん・お母さんのように育てているからこそできる援助だったと思います。

 

お米作りという実体験を重ね、子どもたち自身が感じ、気づき、仲間と学ぶ機会の中で、

子どもたちの果てしない可能性をたくさん引き出していきたいと思います。