6月初旬のことです。

職員室の冷凍庫がいっぱいになったので、給食室の冷凍庫を使おうと扉を開けたら・・・

「米ぬか 2024 10月」・・・なんと、去年採れた米ぬかが冷凍庫に保存されていたのを発見!

去年貰ったお米を精米した時にたくさん米ぬかが採れたので、

また畑の肥料に使えたら、と残りの米ぬかを冷凍庫に入れてくれていた先生がいたのでした。

 

ちょっと待って・・・この間心拍さんが米ぬかと魚粉と油粕で肥料が作れると言っていたではありませんか!

これからも肥料は必要なので、せっかく米ぬかがあるのなら3週間かかっても作ってみたい!

先生たちの意見は一致し、子どもたちと一から肥料を作ってみることにしました。

 

ネットで調べると、どうやら米ぬか:魚粉:油粕は1:1:1の割合らしいということが分かりました。

それなら、その割合を量るのにうってつけの三樹っ子アイテムがあるのです!

それが、重さのはかりんぼう、天秤です。

(三樹っ子アイテム 天秤が生まれたいきさつについては後日お伝えします)

子どもたちは、昨年度から天秤に親しんできたので、使い方はバッチリ!

   

魚粉と油粕を購入し、いよいよ肥料作りです。

まず片方に魚粉を載せ、もう片方に油粕を少しずつ入れていき、調節します。

   

どうかな?同じ重さになったのかな・・・?目で見比べていると、

「あ、去年のすみれさん、はかりんぼうを使ってた!」と思い出した子がいました。

去年のすみれ組さんは、天秤が釣り合っているかどうかを確かめるのに、はかりんぼうで同じ長さか測ることを思いつき、

2学期の生活発表会でそのことを教えてくれていたのでした。

   

まずは横にしてお皿に載せて、水平かどうか調べているようです。

すると、「そうや!縦に測ってた!」と思い出した子がいました。

   

一つのお皿を下から計ると、48の数字のところでした。

   

そして、もう一つのお皿も下から計ると、48でした!・・・ということは?

「おんなじ重さになっとう!」

魚粉と油粕とが同じ重さになったことが分かりました。

今度は魚粉と米ぬかをてんびんに載せ、どちらのお皿も48になるように調整して、

魚粉と油粕と米ぬかをそれぞれ同じ重さに量ることができました!!

      

今度は、これらの3つの成分の中に水を入れて混ぜます。

確か心拍さんは、”お団子を作って、つつくとそれがほろっと崩れるくらい”と言っていました。

水加減は検索しても分からなかったので、後は子どもたちの”勘”頼みです。

少しずつ水を足し、お団子を作ってみて・・・「まだ固まらへん!」「もうちょっと水がいる!」

そして、何度もお団子を作って、指でつんつんとつついて・・・

「あ、今お団子をつついたら壊れた!」「できたんちゃう?」

「これ、子どもが触らんようなとこに置いとかな!」(すみれ組さんたちも、子どもなのですが・・・( ^ω^))

自分たちで保存場所も考え、遂に手作り肥料の出来上がり!!!

あとは、3週間寝かしたら使えます。

栄養たっぷりの肥料になりますように・・・