田んぼ日記 (12)お米の博物館のお客様 その4
11月6日に3年生が幼稚園のお米の博物館に来ていたのを、数人の5年生がフェンスから見ていました。
5年生「いいなあ~!」「5年もお米の博物館、見に行きたい!」
幼先生「5年生の先生がいいって言ってくれたら、幼稚園はいつ見に来てくれてもいいよ!」
すると、その5年生たちは担任の先生だけでなく、校長先生に直談判に行ったそうです。
校長先生からの話によると、その5年生たちは2つの提案を校長先生にしたそうです。
一つは、お米の博物館を5年生も見に行きたいこと、
そしてもう一つは、来年最高学年になるにあたって、来年1年生になる幼稚園の子どもたちと今からかかわりたい、と。
なんて素晴らしい!
そんな思いを持ってくれているのが幼稚園としてもとても嬉しく思いました。
その5年生の思いは、小学校の先生間でも共有され、
まずは1つ目の提案が叶い、5年生も1クラスずつお米の博物館を見に来てくれました!
5年生も、この10月に社会で農業を学んだそうで、授業の学びをもって博物館を見学してくれました。
さすがは5年生で、高学年ならではの質問や感想がたくさんありました。
■田植え機を見て
「なんで田植え機はあるのに、稲刈り機を作らなかったんですか?」
・・・ほんまや!というのが正直な答えでした(^^;)
授業では、機械による米作りについて学んだそうで、5年生にとっては稲刈り機の存在も大きかったのですね。
■デジタル顕微鏡で写した写真を見て・・・
「何で顕微鏡の中がこんなに大きく見えるんですか?」
・・・5年生で習う顕微鏡、自分が授業で見る顕微鏡との違いを鮮明に感じたのでしょうね!
■掲示物を見て
「先生、最初から一つ一つちゃんと読んでいたんやけど、時間までに読まれへんかった!まだ続き読みたいのに~!」
・・・5年生になると、掲示物もしっかり読めるようになるのですね!もっと読みたかったと言ってくれた気持ちが本当にありがたかったです!
また、先生からは、
「ちょうど社会で二期作も勉強したし、理科でもおしべめしべを学んだし、
勉強したことがこの博物館にもあってすごい!」と言っていただき、
偶然ながらも小学校で学んだことが幼稚園で実体験できて本当に良かったと思いました。
こうやって学びは繋がっていくのだと私たちも勉強になりました。
それから、さすが高学年だなあと感じたのは、園児たちへの励ましや認めがあったことです。
5年生が展示してあるバケツを持ってみて、
「こんなに重たいバケツを持って偉かったな!」と声をかけてくれたのが、園児はとても嬉しかったようで、
「5年生のお兄ちゃんにめっちゃ褒めてもらって、嬉しかった!」とずっと言っていました。
5年生の皆さん、本当にありがとうございました!
そして、校長先生に直談判した、もう一つの提案も別の形で動き出すことになりました!
そのことについては、また別の特集でお伝えします。
