<バタフライガーデン・モンシロチョウ からの続きです>

 

年少さんがモンシロチョウの幼虫を飼い出して少ししてから、

年長さんは、三樹っ子畑にあるみかんの木にアゲハチョウの幼虫を見つけて飼い始めました。

そして、それをみんなで観察日記に記録し始めました。

【5月15日・19日】

   

黒い幼虫(4齢幼虫)は「くろぴー」、緑の幼虫(5齢幼虫)は「あーちゃん」と名前を付け、育てていました。

「緑の幼虫はアゲハチョウになるから、あーちゃん!」と言っていましたが、

黒い幼虫、くろぴーの存在は、子どもたちの中ではまだはっきりしない存在でした。

【5月20日】

あーちゃんがさなぎになり、くろぴーの模様が変わってきたことにも気がつきました。

【5月30日】

この日、あーちゃんがアゲハチョウになりました!!

そして、くろぴーも身体が緑色に変わり、くろぴーもアゲハチョウになることが分かった子どもたち。

名前もくろぴーからあーちゃんになり、再び観察を始めました。

【6月2日】

羽が真っ直ぐになったので、アゲハチョウになったあーちゃんを空に逃がしました!

   

   

あーちゃんはみんなに見送られながら、元気に園舎の2階の壁まで飛んで行きました。

 

ところが、くろぴーが緑の幼虫のあーちゃんになってから、

「先生、なんか、あーちゃん小さくなってない?」と子どもたちが言い出しました。

そこで、子どもたちが「はかりんぼう」で身体の大きさを測ると、翌日、2センチも小さくなっていました。

それとともに、おしりの方がだんだん灰色になってきました。

子どもたちは、そこからさなぎになるのでは?と期待して、お世話を続けていましたが、

残念ながら、さなぎになることはできませんでした。

その時の記録も書いていました。

【6月17日・18日】

   

年長さんたちは、アゲハチョウの観察を通して、命の大切さといとおしさを身をもって学ぶことができました。

これらの実体験が豊かな心の育成へと繋がることを願います。

 

<バタフライガーデン・ヒョウモンチョウ へ続きます>