本のお医者さん
冬休みから、地域にお住いの尾立さんが図書ボランティアとして、本の修理に、週に2回程度
ご来校くださっています。
子どもたちに人気のある本ほどボロボロになります。背表紙が剥がれたり、ページが破れたり、
何枚かページが紛失したり・・・等々。
普段は、子どもたちも早く読みたいだろうと、とりあえず、セロハンテープで貼って終わりにしているのが現状です。
尾立さんは、これまでの経験を活かして、ひとつひとつ丁寧に背表紙との間の糊をはがしたり、破れたページを
貼りなおしたりして、本を生き返らせてくださっています。
その作業中に、ちょうど4年生が図書室にきての読書の時間。
プロの技に、子どもたちは興味津々。自然に、いろいろなやりとりが始まりました。
細やかに、いろいろ道具を使って作業していただき、既に30冊程度の修理が終わっています。
因みにテープで貼るのがページの変色につながるので一番ダメだそうです。
「どうやってするの?」「細かいところまですごい」「きれいになってきた。」
こういった話をしたり、修理をしたりする「本のお医者さん」の姿を通して
ちょっと本を大事に扱おうかな
やっぱりこの本好き
お気にいりの本がきれいになって嬉しいな
もう一度読もう 等の
気持ちにつながれば嬉しく思います。
本当にありがとうございます。
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