「1.17を忘れない集会~語り継ごう 震災29年~」1.17
避難訓練に引き続き、「1.17を忘れない集会」を行いました。
冒頭に、阪神淡路大震災、能登地震など災害で亡くなられた方のご冥福を願い
黙祷を行いました。
お話いただいたのは、山口正明先生。アース(EARTH 震災・学校支援チーム)の一員として
継続して活動に取り組まれてこられています。本校でご勤務されていたこともあり
知っている子どもたちも多い先生です。
ご自身の経験を踏まえつつ「助け合い」に焦点化してお話いただきました。
【伝えたいこと】
〇あなたは いなくなってはこまる とても大切な人です。
〇おとなりの人も同じように大切な命です。
〇実際の動画を交え、「自分のできることをしたい、やくにたちたい」中学生の姿などから
助けあう力 → 命を守る力
であることが実感できるように、お話いただきました。
そして、今、学校でしている、「みどりっ子活動」「係活動」「給食当番」・・・
全て、自分のできることで人の役になっていること。
今、自分がしている活動の意味を価値づけくださいました。
自分のできることを増やすことが、命を守り、助け合う力につながることがわかった様子でした。
最後に児童代表がお礼の気持ちを伝え、集会を閉じました。
阪神淡路大震災から29年。当時の記憶、教訓、想いの風化が心配されています。
本集会で「万が一、地震が起きたら、どこに避難するか知っている人?家族で話をしている
人?」という問いかけに、知らない子どもがほとんどでした。
令和6年、1月1日には能登地震が起きました。日本はどこにいても地震の起きる、
そして、いつ大きな地震がわからない国です。ぜひ、ご家庭でも、話(家族防災会議)をして、
万が一に備えていただきたいと思います。
本校では、この「1,17集会」を続けてきています。
講話の中で「昨年のお話覚えている人」に対して忘れている子どもが少なくなかったです。
「忘れるから勉強するんだよ」「知らないよね。知らなきゃ困るから伝えるんだよ」
と、この学習をする意味をみんなで再確認できた場にもなりました。
山口先生、本当にありがとうございました。