吉川町と合併する以前、三木市で最も高かった山がこの口吉川にあります。それが石上山(いしがみやま)(標高約228m)。太古に神が降臨したとの言い伝えもある山です。この山への登山をこの夏の放浪の旅の締めくくりにしたいと考えました。

お盆も過ぎた8月21日(月)の午後、まず最初のチャレンジを行いました。

南畑の有機性廃棄物のリサイクル事業を営んでおられる企業の横を通って登頂を試みました。しかし、その会社の横を通り抜けた先の登山道が見つかりませんでした。その傍で農園を経営しておられる会社にも立ち寄って尋ねてみましたが入り口は見つかりませんでした。あきらめて坂道を下っていると、途中にお住いの方がお庭に出ておられたので尋ねてみました。その方は「30年くらい前に娘が小学校に通っていた時、5年生の児童と一緒に登ったことがあるなあ。たしか保木の方から尾根伝いに登ったと思うよ。」と教えてくださいました。

そこで、保木の方に回り、公民館の前を通って登ろうと向かいました。途中で地域の方から「校長先生どうしたの?」と、お仕事中にもかかわらず親切にお声をかけていただいたので、石上山へ登りたい旨を伝えると、「わからないなあ。だけどちょっと待って!」と、そのとき別のお仕事で道を通られた地域の方にも聞いてくださいました。その方が、「ここから石上山へは行けるよ。わかりにくいけどなあ。」と言いながら向かう道を教えてくださいました。その教えていただいたことに従って目指しましたが、私がどこかで間違って迷い込んでしまい、登山道を見つけられず、そのまま夕方になったので結局この日、石上山に登ることができませんでした。

登山できなかったことは残念でしたが、今日の旅の中で、地域のたくさんの方々から、温かいお声をかけていただいたり、親身になっていろいろ探していただいたり、丁寧に教えていただいたりと、本当に感謝です。次回再チャレンジするエネルギーをいただきました。ありがとうございました。

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