校舎と運動場との間に、今アジサイが美しく咲いています。ともすれば気分も少し沈みがちな梅雨の季節を、彩りを多くし、気持ちを温かくしてくれます。そんなアジサイですが、大きな花の中に小さな花が集まっているように見えます。小さな花のようなものは萼片(がくへん)と呼ばれ、それが集まった大きな花を花序(かじょ)と呼ぶそうです。本校児童53名はこの一つ一つの萼片で、それが集まって支え合う形で口吉川小学校が存在しているのだと思います。よく見ると萼片は一つ一つ色や大きさなども違います。子どもたち一人一人がかけがえのない存在だということを表していると感じます。まさしく「みんな違って、みんないい」という言葉どおりです。そしてその萼片が集まって支え合うことで、皆を感動させ、幸せにしてくれる大きく美しい花(花序)を創り上げているのだと思います。これからも、保護者や地域の皆様とともに、一人一人が輝き、学校全体が元気と楽しさに満ち、子どもたちが幸せいっぱいになる学校にしていきたいと考えます。

あじさい1 あじさい2