9月26日に6年生が吉川町在住の谷川さん、藤田さんをお招きし、被爆体験談や吉川町の戦争の歴史等を語っていただきました。

谷川さんは19歳の軍人の時に被爆され、軍服の上着のボタンを外して左手を抜いた瞬間、右側より熱い火の風が一気に吹き込んできたと話されていました。隊員15名中12名が火傷や倒壊建物の下敷きとなり亡くなられ、谷川さんは兵舎とともに飛ばされたものの、幸い命は助かり、亡くなった人や負傷した人を運んだり、並べたりする作業のお手伝いをされていたそうです。火傷された人の中には、水を与えると「ありがとう」と言いながら亡くなられた人もいたそうで、その光景は頭の中から消えることはないという言葉が印象的でした。

平和学習の様子2

藤田さんは当時の写真を交えながら、吉川町の戦争の歴史を話されました。教室の端から端まである大きな出征祝旗も見せてくださり、子どもたちは驚きのあまり声をあげていました。また、先人たちの懸命な努力を知り、カッカッカッカッカっとメモを取る子どもたちの姿も印象的でした。

今日の学びが、広島修学旅行だけでなく今後の人生につながることを切に願います。

平和学習の様子