6月28日(水)にオープンスクールを開催しました。多くの保護者や学校運営協議会委員、地域の方々に、授業を参観いただき、PTA人権講演会にご参加いただきました。

人権講演会の様子1

PTA研修部として講演会を企画運営していただきました。今回は「沖縄人として日本人を生きる ~異和共生社会をめざして~」という演題で、関西沖縄文庫の金城 馨(KANAGUSUKU-KINJO  Kaoru)氏に講師としてお話しいただきました。大人向けの内容ではありましたが、6年生は保護者と共に講演会から参加しました。講演会後は1年生から5年生も加わり、エイサー(沖縄の伝統芸能の一つ)を披露していただきました。

人権講演会の様子2

【6年児童の感想】

〇金城さんの話は難しかったけど、世の中にはいろいろな人がいて、沖縄だけいじめられていたことを知りました。ぼくは、どこでも平和でいじめがないと思っていました。話をきいて、少し悲しくなりました。エイサー体験は、ぼくたちはおどらなかったけど、沖縄の人の生活が少し知れたと思っています。見ていると、三線(さんしん)を弾くのは、すごいと思います。ぼくは、沖縄の人といっしょにエイサーをおどってみたいです。

〇金城さんが言ったとおり「差別を続けない」ということは「いいな~」と思いました。差別はしないのが一番ですが、人間、たぶん、ほとんどの人   が差別をしたことがあると思います。だから、それが差別だと分かったら、やめたほうがいいと私も思いました。エイサーを見て思ったことは、迫力があり、みんな楽しそうにおどっていたと思いました。私も楽しかったし、元気をもらえて、とてもよかったと思います。

〇沖縄(琉球王国)の歴史を知り、差別やいじめなどの争いは、何も生まないし、一方的で理不尽だと改めて実感しました。でも、その暗い雰囲気を吹き飛ばすほど、エイサーは陽気で、見ているだけで楽しく感じました。ほくにできることは少ないかもしれないけど、人権標語などでよい作品を作るなど、できるだけ差別を減らす取組をしたいです。

 

講演会の内容はどちらかというと大人向けだと感じましたが、6年生の感想からそれぞれの思いを持って学んでくれたのだと感じました。今回はPTA研修部として講師の選定、連絡調整等を行っていただきました。次年度以降も保護者が聞いてみたい講演内容や講師を選んでいただきたいと思います。