食育月間献立~長野県~
食育月間献立
主食:キムタク丼 汁物:トックとレタスのスープ 牛乳
食育月間献立4日目の今日は長野県をテーマにした献立でした。
『キムタク丼』は、長野県塩尻市の学校給食が発祥です。長野県は昔から夏場に摂れた野菜を漬物にして、野菜が採れなくなる冬場に備えていました。本校の調理員さんにも長野県出身の方がいらっしゃるのですが、お茶うけ(お茶と一緒に出すお菓子)には必ずたくあんと野沢菜漬けが出てきた、とおっしゃっていました。
しかし、今では冬場でもスーパーで簡単に野菜が手に入りますし、減塩志向の高まりもあって、子どもたちの漬物離れが進んでいたそうです。そこで塩尻市の栄養士さんたちが、子どもたちに漬物の素晴らしさを知ってほしいと『キムタク丼』を考案したそうです。今では全国的に学校給食に取り入れられています。
「キムチ辛くないよ~」「めっちゃ美味しい~!」と、兵庫県の子どもにも大好評!!
ちなみに、長野県は日本でトップクラスの長寿県です。いくつか要因はありますが、一つは野菜摂取量が多いこと。そして、昔は漬物をたくさん食べることから塩分摂取量多く、脳卒中が多かったそうですが、県をあげて食生活を見直し、減塩に取り組んだことから寿命が延びたそうです。何も漬物が悪いわけではありません。塩を減らせるところは減らし、味にメリハリをつけることが大切だと思います。
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