3月14日(金)、次年度入学してくる児童の一人が、お母様と登校班に並んでお兄さんお姉さんたちと一緒に通学路を確認しながら登校練習を自主的に行いました。実はその前日登校してきた6年生が、元気なあいさつの後「校長先生、集合場所から学校まで1,900歩かかりました。」と話してくれました。もうすぐ卒業する6年生が入学してから卒業まで学校に通った日数と、この1,900歩をかけた歩数が見出しの2,223,000歩です。新型コロナウイルスにより臨時休校となり登校できない時期もありましたが、6年生が実際に登校した日数で計算してみました。もちろん歩数は、住んでいる地区がそれぞれ異なりますので、これよりもっと多い子も少ない子もいます。歩幅も一人一人、また日によっても違いますし、1年生の時と6年生のときとではその差もかなりあるとは思います。それを踏まえたうえでこれを登下校で考えてみると単純に計算してもこの倍は子どもたちは歩いて毎日学校に通ったことになります。そのように考えていくと私は、この2,223,000歩は、雨の日も風の日も、暑い日も寒い日もランドセルはもちろんたくさんの荷物をかかえ登校し続けた子どもたちのがんばりと成長、その中での班の仲間同士の支え合い、またそれを応援してこられたおうちの方々のご努力、そして、その登校に毎日寄り添ってくださった人の目の垣根隊や駐在所のおまわりさん、地域の方々の温かなご支援がぎっしり詰まった結晶だと思い、感謝と感動で胸がいっぱいになりました。卒業直前の6年生はもちろん、在校生や今日登校チャレンジした新1年生にも、この先、自分たちの日々の歩み、がんばりをそのように感じて誇りと感謝の気持ちを育んでもらえたらなと思います。

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