8月21日(水)夕方から放浪の旅に出ました。今日はまず、殿畑の交差点から県道西脇口吉川神戸線(144号線)に沿って、南畑から大島を通って隣町の細川町中里との境のゴルフ場横まで行き、そこで折り返しました。そしてその途中から大島の中を通り抜けて槇の吉祥寺まで出ました。そこから槇のレインボーパークの横を通り、子どもたちの通学路に沿って学校に戻りました。さすがにレインボーパークの横を通るころには日も暮れて暗くなりましたが、普段気づかないような発見もたくさんありました。

歩いているといろんなことを考えます。そのほとんどが他愛もないことですが、口吉川っ子のことはもちろん、その子どもたちを見守り育ててこられたご家庭や地域のこと、また教育についてや命や自然の大切さなど、目にするもの、耳にするもの、触れたり肌で感じたりするもの全てが本当にたくさんの貴重なことを教えてくれ、気づかせてくれます。

そんな中、今日は県道を上りながら(ほぼずっと上りでした)、「毎日この辺りから通っている子もいるなあ」と子どもたちのがんばりに感心しつつ、気がつくと細川町中里との境まで歩みを進めていました。そこで「あれ?この先は細川町。そういえば、口吉川っ子で、昨日今日と豊地の子どもたちと合同の「みずほの郷キャンプ」に行っている子たちもたくさんいるよなあ。そう考えると町や地域、学校など、様々な境はあるけど、それを越えて互いに行き来することで人々のくらしが進んでいっていることも多いなあ」と考えている自分がいました。

また、下りでは途中、卒業生のお父様が作業をされていらっしゃったのでごあいさつすると、この先の私の行程を尋ねられ、「気をつけて行ってらっしゃい。」と温かいお言葉をかけていただきました。そのお言葉で元気とやる気がすごく増していくのを感じました。ありがとうございました。

途中、池や水路も多く、それらを築いたり保ったりしてこられた先人や地域の方々のご努力に思いを馳せながら、水の音にとても心が癒され、水がある風景には心が洗われるようでした。しかしその一方で、世界のあちらこちらで水に関する事故や災害が今も昔も多いことを考えると複雑で、水や自然の力の大きさやすごさにあらためて畏敬の念を感じずにはいられません。

今日は夕方歩いたということもあり、蚊がたくさん寄ってきて、ずっと執拗に攻撃してきます。歩きながら「蚊も生きるためだから仕方ないか」と思いながらも「やっぱりイヤだあ」と何とか振り払おうとする自分がいて、そんな自分の思考がおかしく、思わず笑ってしまいました。

と、こんなことをあれこれ考えたりしながら、今日の放浪の旅も楽しく終えることができました。夏休みも終盤です。さて、次はどのあたりを歩きましょうか?2学期また元気な口吉川っ子たちと学べることを楽しみに放浪を続けます。

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