子どもの命を守りたい~エピペン研修~

 毎年給食が始まる前に、食物アレルギーでアナフィラキシーショックを起こした事態を想定した、エピペン研修を職員全員で行っています。

エピペン研修

 最初は養護教諭に食物アレルギーについて、基本的なことを教えてもらいました。最近は花粉症の増加に伴って、果物やナッツ類の食物アレルギーが増えているそうです。

エピペン研修

 続いてシミュレーション研修です。事件発生。牛乳アレルギーの児童の口に謝って牛乳が入ってしまい、アナフィラキシーショックを起こしています。

 担任は急いで児童を使って隣のクラスの教師を呼びに行きます。決して担任は当事者から目を離してはいけません。

エピペン研修

 駆け付けた教師が救急車を呼び、職員室にも応援を要請します。対象児童は意識が朦朧としています。担任は自分の判断でエピペンを打ちます。児童の命が最優先です。迷って時間が経ってしまい、手遅れになることだけは避けなくてはいけません。

 学校では緊急時に最短で職員が事態を把握できるような体制をとっています。児童管理・現場に応援に行く職員・救急車の誘導・保護者対応などに分かれ、臨機応変に事態に対応します。

 シミュレーションの後は、それぞれの立場でどうすれば良かったかを共有しました。

 その後、職員全員で練習用のエピペンを使ってエピペンを打つ練習をしました。

エピペン研修

 終わった後も話し合う姿が。命にかかわることなので、みんな真剣です。

 食物アレルギーに限らず、どんなに気を付けていても、事故が起こる可能性はゼロではありません。

 どんな時でも子どもの命を守るために、先生たち、頑張っています!!