「いのちのおはなし」

なおみ助産院 院長 寺尾直美さんにお越しいただき、5年生・6年生が学年ごとに「いのちのおはなし」を聞きました。

  

助産師の仕事について 

  女性の一生をサポートする仕事でもあること

〇生まれたての赤ちゃんについて

  何もできないわけでなく、暗いところでは目も見える・耳も聞こえる・においもする・這い上がっておっぱいもさがす

〇赤ちゃんの生まれてくるおはなし

  赤ちゃんを押し出そうとする力(陣痛)には、とても長い時間がかかる

  産道を通るだけでも2~3時間かかる

  赤ちゃんも自分で回りながら出てくる

  頭の骨を重ねてちっちゃくなって生まれてくる

  頭から工夫して生まれてくる

                赤ちゃんはよろこびを運んできてくれる 

 お母さんは命がけで産む  赤ちゃんも命がけで産まれてくる  周りの人たちの応援を受けて産まれてくる

    

〇思春期の変化 … ホルモンによるもの(血液をめぐって)

          大人になっていく準備をはじめる時期

          体の変化が起こり、いのちのもとが作られる

          大事なところは、守るために毛がはえる       バランスの良い食事と睡眠がとても大切

プライベートゾーン(自分で守る場所)

 (1)清潔にする きれいにする

 (2)絶対に見せたり、さわらせたりしないこと   

   ことばも写真も体と同じで大切  そんなことを言う人はおかしい 知っている人も知らない人も

 (3)もし、見られそうになったら

   大きな声で にげる 断る 助けを求める

〇心の変化について … 「成長の証(あかし)」

〇絆を深める愛の表現については、新しいいのちを生み出す可能性もあること

〇赤ちゃんを育てるのに必要なものについて

  愛情 お金 家 時間 服 心の準備 お世話する人  

    自分を思ってくれている人は必ずいる

   自分たちも大人になっていくときに自分の心の中の愛を育ててほしい

  

そして、

  いのちを大切に生きること 自分らしく生きること

(1) 体を大切にする  ご飯をしっかりと食べる  たくさん体を動かす

(2) 毎日を大切にする  自分のいいところを他の人に役立てて生きる  毎日寝るときに、よかった探しをする

(3) 自分の気持ちを大切にする  自分の好きなことをめいっぱいする  失敗しても大丈夫 

  一生懸命に生まれてきたわたしを大切にね  一緒にいる自分以外の人も大切にね

とお話いただきました。

 

子どもたちの感想からは、「とてもかけがえのないいのちであること」「自分も友だちも大事にしたいこと」など、一人一人それぞれに思うことがあったようです。自分の体も心(気持ち)も、友だちの体も心(気持ち)も、大切にして、すてきな大人になっていって欲しいと願っています。