見方・考え方を働かせ、「話す・書く・聞く」ことができる子に(1)
見方・考え方を働かせ、「読む・書く・話す」ことができる子に ~「出会う・深める・活かす」単元・授業づくり~
本校では、子どもたちの実態や課題から、教職員みんなで子どもをよくしたいという思いを共有して、
(1)個人差はあっても、一人一人がしっかりと力をつける個別最適な学び
(2)授業中の個々の主体性が持続しにくいことから、授業展開における問いの変化を子どもたちにしっかり共有させる(学びをそろえる)
(3)多様な意見の出し合いに終わらず、共通点や相違点をもとに、価値(見方・考え方)を発見する
考えを引き出す「出会う」 多様な考えを「深める」 そして「活かす」
算数科を中心として、単元・授業づくりに、今年度取り組んでいます。
3年 数字カードでひっ算を楽しもう
今日は、「たし算とひき算のひっ算」(全8時間の6時間め)の授業を紹介します。
<目標> 数字カード(1~5)を3枚選び、(3桁-3桁)のひっ算を作り、正しく計算することができる。
問題把握の場面では、教師が提示したカードをどう並べることが、ひき算の答えをより大きな数にできるのか、子どもたちはしっかり思考していました。
つぶやきや発言から、「大きな数から小さな数をひくこと」発見し、翻字の課題(めあて)が形成されました。
解決するために、
子どもたちは、数字カードを並べ、ひっ算をつくり、計算していきます。
すると、どうしたことでしょう。出てきた答えに、おどろく発見がうまれてきました。規則性もみんなで見つけられ、計算が楽しくなっています。計算が間違っていることも自分や友だちとの学びで発見しながら、学び合っていきます。
答えは、3通りしかないこと。ひっ算の十の位は9になること。など
終盤は、3通りの答えの、198・297・396の数字を使い計算リレーで、ひっ算の練習に活かしました。また不思議。どんな3枚を使っても、なんと495に帰着する面白さを子どもたちは感じる授業でした。
今度は、自主学習で、ちがう数で計算してみよう!
学ぶ楽しさを感じ、笑顔あふれる学校に