避難訓練(地震)~阪神淡路大震災から30年~
今年は、阪神淡路大震災から30年の節目の年に当たります。
本日、地震を想定した避難訓練を実施しました。
10時過ぎ、地震を知らせる放送が流れました。
児童は、急いで自分の身を守ります。
揺れがおさまったことを確認して、先生の指示に従い外に避難しました。
余震でがれきが落ちてくることを想定し、身の回りのもので頭を守りながら避難しました。
建物の倒壊や火災を想定し、できるだけ建物から遠いところに避難します。
安全な場所についたら、すぐに整列して人数を確認し、逃げ遅れた児童がいないか確かめます。
全員そろっていることを確認し、報告しました。
今回は、避難途中に負傷者が出た想定で、職員の初動体制訓練も行われました。
訓練後、地震で犠牲になられた方々に黙とうを捧げました。
校長先生のお話
たくさんの方が犠牲になったこと
震災から1か月以上が経っても水道の水が出ず、小学生も協力して支えあっていたこと
忘れないでいることの大切さのお話がありました。
震災当時緑が丘小学校で勤務されていた本校職員より、当時のお話をききました。
三木市も神戸に近い地域は大きく揺れ、緑が丘小学校ではガラスや床板、壁が損壊し当日は臨時休校になりました。
翌日から学校は再開されましたが、水道から水は出ず、プールから水を運んでトイレなどに使用しました。
食料などの支援物資を、市の職員さんが何時間もかかって神戸に届けてくれていました。
三木市にも仮設住宅が建てられ、神戸から避難してきた転校生も多くいました。
寒い中でしたが、児童はとても真剣に聞いていました。
はるか昔の遠いところで起きた出来事のような気がしていましたが、三木市でも大きな被害があったことを聞き、身近なことに感じたようでした。
家族がいて、住む家があり、温かい食事が食べられる当たり前の生活の大切さを再確認し、地震に備える大切さを考える機会となりました。
これを機会に、ご家庭でも避難経路や避難場所、連絡手段など、もしもに備えたお話しを子どもと一緒にしていただければと思います。