(2学期終業式からの続きです)

 

終業式の前日に、冬季遠足で兵庫県立人と自然の博物館に行った子どもたち。

そこで、エコロコどんぐり体験に参加し、どんぐりのことをいろいろ教えていただきました。

”どんぐりは、大きくなったらどんぐりの木になる”

そうそう、三樹幼稚園にもどんぐりの木があります(小学校とのフェンスのところに)。

・・・でも、待てよ・・・昔あの場所にはどんぐりの木はなかったぞ!

以前三樹幼稚園に勤めていた職員は気づきました。

一体いつからどんぐりの木が生えだしたんだろう・・・???

そこで、過去の幼稚園のアルバムを引っぱり出し、

小学校のフェンスが写っている写真を探っていきました。

すると、その謎が解けました! 

おそらく、こうです↓↓

   

今から18~16年前のアルバムには、同じ場所にどんぐりの木はありませんでした。

15年前のアルバムには小学校のフェンスが写っている写真がなかったので分からないのですが、

14年前のアルバムには、なんとどんぐりの芽が出ている様子が写っていました!

なので、どうやら15年前に、何らかのきっかけでどんぐりがその場所に埋まり、

その後芽を出したようなのです。

その後のアルバムを辿ると、写っている写真はとびとびですが、

どんぐりの木が確実に大きくなっている様子が分かります。

そして、昨年初めてどんぐりの木に1~2個、どんぐりが出来ました。

でも、ほんの少しだったので、あまり子どもたちの目にふれることはなく過ぎました。

で、迎えた今年、実にたくさんのどんぐりができ、落ちてきました!

幼稚園の子どもたちはもちろん、小学生もフェンス越しにどんぐり拾い楽しむ姿が見られ、

中には、虫網を持参してどんぐりをGETする小学生も・・・(さすが、小学生ならではの発想!)

 

遡ると、このどんぐりの木は芽を出してから、推定15年。

つまり、三樹幼稚園のどんぐりの木は現在約15歳で、

15歳にして初めてたくさんどんぐりの実をつけた!ということが分かったのです!!!

 

ちょうど前日に遠足のエコロコどんぐり体験でどんぐりのお話を聞いたところだったので、

終業式の時に、このことを子どもたちにも伝えました。

   

「あのどんぐりの木は、昔はなかったんだよ」と説明すると、

「ええ~~~~っ!!!」とびっくりした子どもたち。

そうですよね、幼稚園にあるものは昔からずっとあるものだと思いますよね!

それでも、ぼくたち・わたしたちよりずっとお兄さん・お姉さんの木であること、

どんぐりの実ができるまで、15年もかかること、

そして、今年の子どもたちが初めてどんぐり拾いができたラッキーボーイ&ガールであること・・・

どんぐりとの不思議な縁をみんなで感じたひとときでした。

 

最後は、前日エコロコどんぐり体験ですぎちゃん先生に教えてもらったどんぐりダンスを

みんなでもう一度踊りました。

70周年の三樹幼稚園のうちの、ほんの20年弱を遡った出来事でしたが、

三樹の歴史を感じることができ、いい機会となりました(^^)

来年も、つるつるでぷくぷくのどんぐりがたくさん実りますように!!!