11月13日(月)から17日(金)は、三木市のトライやるウイークの期間です。

本校の中学部2年生7人も、市内の7つの事業所に分かれて職業体験をします。

1つの事業所だけに行く子もいれば、2つ以上の事業所を体験する子もいます。

それぞれが体験を通して、「働くことや人の役に立つことは楽しいな。」と感じてほしいと願っています。

 

トライやるウイークの時期になると、いつも思い出すことがあります。

トライやるウイークが始まったのは今から25年ほど前です。

事業の開始当初は、養護学校は含まれていませんでした。

それを知った本校の保護者から、

「なぜ、うちの子は体験できないのですか?」と、ご意見をいただきました。

そのご意見を受けて、教育委員会でも「その通りだ。どうにかしなと。」ということになり、

開始初年度から本校もトライやるウイークに参加することになりました。

また、本校が実施したのを受けて、次の年から他の養護学校でもトライやるウイークが行われるようになりました。

 

意見を言う方がおられると、それを聞いた人の物事の捉え方が変わります。

一人の人の意見に他の人が賛同すると、状況が変わります。

それを実感した出来事でした。

 

そのような歴史を思い出しながら、子どもたちがどんな体験をし、将来につながっていくのかを楽しみにしています。