朝の運動の時間にプレイルームで体の学習をしています。

担任がある子に、いつものプログラムをしようと提案すると、

どうしても嫌がって応じようとしません。

「今日は、どうもいやそうやな。どうしたいの?」と担任が尋ねると、

彼はニヤッと笑って、マットから這い出します。

どうするか見ていると、マットから降りて扉を開け、

プレイルームから出ていきます。

最後には職員室まで行ってしまいました。

職員室まで行くと満足したようで、プレイルームに担任と戻ってきました。

彼のたくましさと、ちょっとしたずるさを感じる楽しいやりとりでした。

 

私たち教員は子どもたちに意思表示をしてほしいと願います。

また、課題をしっかりやってほしいとも思います。

どちらも大事ですから、両立することが望ましい。

でも時にはバランスが崩れることもあります。

バランスを保ったり崩れたりしながら、

子どもたちとのやりとりを楽しみ、成長につなげたいと思います。

                        校長 橋本