ツマグロヒョウモンとの出会い・・・
5月頃からあちこちのビオラに黒い幼虫のようなものが現れました。
黒いし、ツンツンとげのようなものがあるし・・・毛虫かな?!触っても大丈夫かな!?
そのうち「それは大丈夫」「毛虫じゃないで、幼虫!」「ちょうちょうの幼虫やで」と知っていることを教えてくれました。
それを聞いて安心して、”ツマグロヒョウモン幼虫集め”が始まりました。
飼育ケースの中身が、ダンゴムシから、ツマグロヒョウモンの幼虫にかわっていきました。
毎日朝来ると飼育ケースを除く子どもたち。
「わぁ(ビオラ)花がなくなってる」「うんこだらけや!おうち(飼育ケース)キレイにしてあげなくちゃ」
昨日山盛りビオラの花を入れたのに、どんどん食べる幼虫たち。
子どもたちは大忙し!どのクラスもビオラの花集めをするので、園庭からお花がどんどんなくなっていく・・・
そんなある朝!
「あれ!?なんかぶら下がってる」「それはサナギだよ」
蝶になる日が近づいていることは小さいクラスのみんなにも伝わり、前よりももっと大切に、大事にお世話をしていました。
いよいよ待ちに待った日がやってきました!!
「生まれてる~」「ホントにちょうちょうになった!」「オレンジのちょうちょうや」
それから毎日のようにあちこちのクラスで蝶々が誕生しました。「今日も蝶々の誕生日やねん」
嬉しいお知らせが、あちこちのクラスから届きました。
そのたびに、飼育ケースから逃がしてやることも楽しみになりました。
ケースのふたを開けると、パァ~と飛び立つ蝶もあれば、なかなか飛び立たない蝶も。
その蝶に心を寄せて、「バイバイって言ってるんかな」「まだココに居りたいんかな」
時には、応援隊も現れます!「がんばれー」「羽を一杯動かすんだよ」「飛べる飛べる!」「ちょうちょさんがんばれ!ちょうちょさんがんばれ」
どんどん飛び立っていく蝶を見えなくなるまで見送る子どもたちでした。
その後も、蝶々たちが園庭にやってきてくれます。
「この前バイバイしたちょうや」「あ!この前逃がしたヒョウモン蝶や!」「おーい」と手を振るこどもたち。
いつまでも別所こども園の子どもたちを見守ってくれているようです。
ヒョウモン蝶さん!いつでも遊びに来てね(^^♪