学校保健委員会~学ぼう・広げようアレルギー支援ネットワーク~
学校保健委員会
学校保健委員会は、学校、学校医、PTA等で子どもたちの健康状況を共有し、意見を交換することで子どもたちの更なる健康増進を目指す会です。
今年のテーマは『アレルギー』です。生活様式や環境の変化によって、児童の持つアレルギー源は『食べ物』『花粉』『ハウスダスト』『動物』など多岐に渡り、その人数も年々増えています。
児童の健康状況~定期健康診断結果より~
・視力は、低学年から中学年になる過程で急激に悪くなる傾向にあるので、ゲームやタブレットの視聴時間など、家庭と連携して見守っていく必要がある。
・虫歯については、家庭、歯科医と連携し、歯磨き習慣の定着や、定期的な歯科医での検診など、予防と早期治療への働きかけが必要である。
学ぼう・広めようアレルギー支援ネットワーク
学校より
本校でも、何らかのアレルギーを持っている児童がいる。その中でも食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、花粉、動物などのアレルギーが多い。学校では多岐に渡るアレルギーに対し、教職員が情報を共有し、保護者や主治医などと連携を取りながら個人個人に合わせた配慮を行っている。
食物アレルギーにおいては担任、栄養教諭、給食室で情報を密に共有し、給食では代替食・除去食を提供している。また、年に一度、職員でアレルギー対応研修を行い、実際に食物アレルギーでアナフィラキシーショックが起きた時のことを想定したシミュレーション研修を行っている。児童に対しても養護教諭がアレルギーについての正しい知識を伝えることで、アレルギーに対する誤解や偏見が生まれないようにしている。
学校医より
全国的にもアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーが増えている。アナフィラキシーショックも増えており、強い腹痛、ぜーぜーとした呼吸、唇が白くなる。脈が弱くなるなどの症状があれば、迷わずエピペンを打ち、必ず救急搬送をしてもらいたい。
アトピー性皮膚炎の合併症によるアトピー性白内障も増えているが、痒みがあるときは瞼を冷やすようにし、こすらないこと。また、目を洗うのは、目を守っている涙まで流してしまうのであまりよくない。
短い時間ではありましたが、学校医の先生方から専門的なお話を聞けたり、PTAの方と子どものたちの様子を共有できたりと、有意義な時間になりました。
お忙しい中ご参加くださった皆様に改めてお礼を申し上げます。