数字の好きな子がいます。

その子が1から100までの数字が書いてある表を持って、校長室にやってきました。

何も話はしませんが、数字の表を見ながらニコニコ笑顔でいます。

その表情から、数字を通して彼の世界は広がって行っていると感じました。

私自身は彼のその世界を覗けないのは寂しいですが、彼の笑顔だけで十分楽しいひと時でした。

 

人にはそれぞれ好きなことや得意なことがあります。

生活や職業に結びつかなければ、無駄なことのように思われがちですが、

私たちは好きなことをきっかけにして周囲の環境を捉え、

自分の世界を広げていっているのだと思います。

 

子どもによっては好きなことが数字だったり、音楽だったり、感触だったりします。

一人ひとりの好きなことを尊重しながら、関わっていきたいと思います。