世界一周マラソンを終え、日本に到着した子どもたち。

2学期から、世界の国に興味を持ち始めた子どもたちの生活の中には、

地図や地球儀が身近にありました。

   

そんな中、実はこんなつぶやきがあったのです。

「何で地球儀は丸いのに、地図は四角いんやろ?」

その時は、「ほんとだね!不思議だね!」と会話しただけでしたが、

こうして身をもって世界を一周する感覚になれたので、

この機会に、あの時のつぶやきをみんなで考えるきっかけになればと思い、

世界一周マラソンの後、保育室に集まりました。

 

「みんな、世界一周おめでとう!」「わーい!」

「せっかく世界一周したはずなんだけど、

この地図だったらこのまままっすぐ行っても、日本に辿り着かないわ!

どうしたらいいかしら?」

子どもたちは、初めはあまり意味が分からず、

後ろに戻ったらいい、と言っていました。

 

そこで、先生たちが地図をホワイトボードから外して持ってみると・・・

   

「あ!分かった!!lこうしたら地球儀みたいになる!」

子どもたちが地図を丸め始めました。

 

      

そこで、そんな風にみんなが走った世界一周マラソンの地図を丸めて、

世界に一つしかない地球儀を作ることを提案しました。

子どもたちはやる気満々で、早速地球儀作りにとりかかりました!

 

まずは地球儀の土台作りです。

   

球体の発砲スチロールと竹ひご、木のビーズを使って、自分仕様にカスタマイズ!

お好みで自分の好きな国旗も飾れます。

「どの国旗にしようかな?」地図とにらめっこしています。

 

そして翌日、縮小した世界一周マラソンの地図に切り目を入れ、

先の部分を細くなるように折り、土台につけます。

      

自分たちが進んだ道筋の矢印を指で辿ってみると、

日本を出発し、一周回ってまた日本に戻ってきます。

やった~!世界に一つしかない地球儀の出来上がりです!!!

 

実は、このお話にはまだ続きがあって・・・

後日、子どもたちはとっておきのプレゼントを貰うことになりました!

   

先日お伝えした、ソニー幼児教育プログラム教育助成で教育助成金をいただいたので、

今年の子どもたちが一番興味を持っているものを・・・と思い、

子どもたちに本物の地球儀をプレゼントしました!

世界に一つしかない地球儀と自分専用の本物の地球儀!!!

きっとどちらも、子どもたちにとって宝物になると思います(^^)

 

2学期の運動会で国旗にふれる機会があり、世界の国に親しむきっかけは毎年ありますが、

その時、その年の子どもたちによって興味・関心は異なるので、その都度保育内容も変わってきます。

今年の子どもたちは本当に世界の国のことを考えるのが大好きで、

こうして3学期末まで世界の国について楽しむことができ、

私達職員もいろいろ学ぶことができました。

 

子どもたちが大きくなった頃には、もう少し平和になって、

今子どもたちが描いているような明るい世界であることを願います。