<綿から始まる物語 その5~糸紡ぎ(2)~ からの続きです>

 

おじいさんとおかみさんに綿から布ができるまでの工程を見せていただいた後、

実際にその工程を体験することができました!

■綿繰り体験

      

種のついた綿を挟んで、くるくるハンドルを回すと、向こう側に綺麗に綿が取れ、

手前にポロっと種が落ちます。

昔の人はこうやって、工夫して機具を作り、綿と種を分けていたのですね。

 

■糸紡ぎ体験

   

糸紡ぎはなかなか難しいので、大人がチャレンジしました!

まず、右手と左手とが全く違う動きをします。

そして、左手の綿のかたまりをスーッと引っ張るコツがなかなか難しいです。

でも、うまく糸が紡げると、とても嬉しいです!

この日、おかみさんやお家の方が紡いだ糸がこれです!

昔の人はこうやって時間をかけて、地道にこつこつ手仕事をしていたのが、

身をもってよく分かりました。

 

■機織り体験

      

縦糸の間に横糸を入れて織っていきます。

機械もあるけれど、こうして何もないところでも、工夫すれば機織りはできるのですね。

昔の人の知恵は素晴らしい!

子どもたち、集中してチャレンジしていましたよ!

この日、子どもたちが織った織物です!

こうやって、一生懸命手仕事で作った作品はとても愛おしいですね(*^^*)

 

園で育てて収穫した綿が、こんなふうにいろんな工程を経て、

布になっていくことが、実体験をもって知ることができました。

織物工場の方からのご縁で、こうやっておじいさんとおかみさんに園まで来ていただき、

貴重な体験を味わうことができ、とても有難かったです。

おじいさん、おかみさん、本当にありがとうございました!