<綿から始まる物語 その4~工場見学(3)~ からの続きです>

 

なんと、工場見学でお出会いしたボランティアのお二人(おじいさんとおかみさん)が

三樹幼稚園に来てくださったのです!

先日の糸車に加え、いろんな道具を持って来てくださいました。

   

今回は『鶴の恩返し』の紙芝居を見ました。機織りのお話ですね。

そして、綿から布が出来るまでの工程をじっくり見せてくださいました。

 

■綿繰り機

   

収穫した綿から種を取る道具です。手で取るより、うんと綺麗に綿が取れます。

■綿打ち

     

綿弓を使って、綿繰り機から取れた綿をふわっと広げたり、

ハンドカーダ―を使って、綿をほぐしたりします。

■成形

   

ハンドカーダーで繊維の方向を整えた後、枡の上に広げ、くるくると巻いて、綿のかたまりを作ります。

■糸紡ぎ

   

糸車を使って先程まとめた綿のかたまりから糸を紡いでいきます。

右手で糸車を回しながら、左手の綿を引いていくと、不思議不思議・・・

細い糸が伸びていきます。

■織る

糸ができたら、今度は糸から織物を作るところを見せてくださいました。

鶴の恩返しのような機織り機がなくても、

いろんな方法で織物を作ることができるそうです。

 

普段なかなか見ることができない、工程を見せていただいた後、

いよいよ実際に子どもたちも糸作りの一部を体験することになりました!

 

<綿から始まる物語 その6~糸紡ぎ(2)~ へ続く>