11月4日(金)令和4年度性教育研修会を行いました。

テーマは、「思春期の子どもとのかかわり方について」です。

性にかかる内容はプライバシー、プライべートにかかる部分が多く

障害の有無にかかわらず、思春期の子供たちにどのように伝えていくかは

保護者にとっても指導者にとっても難しいなと感じることがあります。

とりわけ発達段階や特性に個人差の大きい本校の子どもたちに伝わるように

学習を進めていくことは本校にとって大きな課題でした。

そこで、本年度はなおみ助産院の助産師、寺尾先生に講師として来ていただき、

中学部生徒への授業並びに講話をしていただきました。

5時間目は、保護者や近隣の学校関係者の方々が見守ってくださる中、

中学部の生徒が性教育の授業を受けました。(感染症対策として体育館で授業を行いました。)

 話を聞いている様子

『いのちのおはなし』として、

・お産のはなし

・いのちのもとのはなし

・プライベートゾーンのはなし

・思春期のはなし(変わっていく自分のこと)

をしてくださいました。生徒たち、とても真剣に聴いていました。

その後は、体験学習で、

・産道体験

・胎児・新生児人形抱っこ体験

・妊婦体験

をしました。
抱っこ体験では、小さな人形を大事そうに抱きかかえていました。

妊婦体験をする様子 いとおしそうに赤ちゃん人形を抱くこ 参道

何かが子どもたちの心の中に確かに残りました。

生徒たちの下校後、保護者・教職員等関係者対象の研修会を行いました。

 講話の様子

・人との距離感について

・プライベートゾーンについて

・性器いじりについて

・性被害のこと 等について貴重なご示唆をいただきました。

また、意見交換の中で参考となる図書をたくさん紹介いただきました。

寺尾先生が、性教育を通して子どもたち、そして保護者の方々にも伝えたいことは、

”大切なわたし”

誰にとっても、たった一つの「いのち」

一度きりの「人生」

とお話してくださいました。

わたしたち大人の心にも、温かく響くお話でした。

研修後に回収したアンケートでは、

「悩んでいたことが解消されました。」

「気持ちが少し軽くなりました。」

「ぜひこのような性教育を続けて欲しい。」といったお声をいただきました。

講師の寺尾先生はじめ、参加していただいた皆様、ありがとうございました。