11月4日(水)4校時 6年1組で国語科の研究授業を行いました。
 
単元名 「5年生を魅了せよ!」ビブリオバトル IN 広野   
        
6年生の仲間として、5年生の前に堂々と出せるよりよいスピーチにしよう。
 友だちのスピーチをよりよいものにしよう。
  
推薦スピーチについて、動画と原稿を見て考える。
      
評価の観点を提示し、それにしたがって助言したり感想を述べたりすることを確認する。
  
まずは、個人で考え、気づいたことを記録シートに記入していきました。
  
 
 自分の気づきをもちより、グループで推薦スピーチについて検討していきました。
 
全体で、スピーチについて感想や助言を伝えていきました。
  
次々と自分の意見を出していきました。ときには、スピーチする本人にその意図を尋ねたり・・・
  
・一番言いたいことを絞った方がいい 一番言いたいことを強調すれば・・・
・値段で表せないほどの価値があることを言いたい
・問いかけから始まっているのが・・・
・あらすじを簡単に表しては・・・

  
観点を内容、書きぶり、話し方に整理して、話し合っていきました。
  
 推薦スピーチがどんどんよりよいものへとなっていきました。
  
自分のスピーチにいかすところはどんなところですか
 
 いかすところを発表し、まとめとしました。
    さらに良くして、5年生を魅了しよう。
事後研究 6日(金)の放課後に、本時の授業について協議しました。
 
<授業者より>
・本時の授業を設定したのは、本を読むきっかけに人前で話をするきっかけにしたかった。また、ビブリオバトルをはやらせたい。
・バトラーに磨きをかけたい。9人のバトラーがおり、5年生には、4人と5人に分ける。一人のトレーナーをつけて本番までにバトラーをきたえあげたい。
・本時のスピーチの内容は、考えが個性的で討論が活性化するのではと思い題材とした。
・児童はとても自分の考えがよく言えていたが、発言者に偏りがあり、子どもの使命は考えるところである。全員発表には手立てがいる。
・本時の発表が普段の生活にいかせていきたい・・・etc.

<協議した内容>
・子どもたち同士が活発に意見をだしていた。ぼくはねだんより・・・など根拠や理由がしっかり言えていた。
・バトラーが値段のことを言っていたが、最後は値段より価値がある。討論する中で出てきたことには驚き。
・何が足りないかの問いかけに、魅力をしぼったほうがいい とか 一番伝えたいこと 言いたいことをしぼる などとてもいい意見がとびかっていた。
・あらすじを入れた方がいいという意見には、みんなが読んだことがない バトラーにどうアドバイスするのか難しい。
・ブックトークとビブリオバトルのちがいは・・・
 →ブックトークは自分中心に本を紹介する。自分を語る。ビブリオバトルはアウトプット、読み手を作る。読んでほしい。
・最後に自分につなぐ。スマイル・児童集会にも使える・・・日常生活に返すということを考える機会になった。
・子どもたちが練り合っている。何よりも目的意識がある。5年生にとってはありがたい。
・ぼくも早口なんだけど・・・ネガティブをポジティブにしている。本人の困っていることによりそった発言だった。
・付箋を活用して、内容・書きぶり・話し方をグループに分けて考えさせていた。
 →授業者は、本時では内容・書きぶりに焦点を当てたかった。話し方で発言できない子も・・・

  
・学級作りのベースがしっかりできている。
・自分の考えをもてている子、しっかり表現できる子が多いことがすばらしかった。
・討論は内容が高くすばらしかったが、発言者が偏っていた。途中から意見をもっているのに参加できない子も・・・
・児童が発言者を指名するので、何度も話が元に戻ってしまったり、さらに深めることができなかった。
教師が問い返しなど討論のコンダクターとしての役割が必要。
・発言ができない子への手立てをどうするか。
 →机間巡視など、これいいやんと花丸をつけることで自信をもって発言することにつながる。
 →内容・書きぶり・話し方のグループを活用する。グループに指名し、発表が苦手な子にも指名し、みんなで補足していくという発言形式も・・・
 →グループを活用し、発言が苦手な子から討論のきっかけの発言をさせても・・・みんなの考えが深まったのは、最初の意見があったからこそ…と自信をつけさす。
・同じ内容も自分の言葉に考えに置き換えて発言することも必要。
・5年生に、堂々と考えが言える6年生の姿を見せてほしい。そのことが、学校中へ広まる。
・6年生の今日の発言はすばらしかったが、5年生でもディベートの中でその芽が出かかっている・・・etc.

伝え合い 自ら学びを創る子の育成~つなぎを活性化するための手立ての構築~
 みんなまってろよ!先生たちたのしい授業創るからね