11.子どもを主語にする学校をつくる
 
  
●講師 独立行政法人教職員支援機構 荒瀬 克己 氏
●日時 令和4年8月25日 木曜日10時から11時30分
●場所 教育センター 大研修室
 
 
 社会の在り方が大きく変わろうとしている今、子どもたちに育むべき力はどのようなものになるのか、「子どもを主語にする学校づくり」について、中央教育審議会委員である荒瀬先生をお迎えし、これからの教育の在り方について学ぶ講座が行われました。
1 2
◇ 2021年1月に出された、中央教育審議会の「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」という答申について、詳しくお話しいただきました。
  予測困難な時代を生きていく子どもたちにつけたい力は、「自分で考える」「自分で判断する」「自分で行動できる」能力であり、学習者として自ら学び続けることができる子どもを育てたいと熱くお話しくださいました。
3 4
 ◇ 新学習指導要領を確実に実施することの重要性について、お話しくださいました。
 
   子ども一人一人の可能性を引き出す「個別最適な学び」と「協働的な学び」についてお話があり、必要に応じて指導方法や教材の工夫をする「指導の個別化」、一人一人に応じた学習活動、課題を探究する機会を持つ「学習の個性化」についてお話しいただきました。
   
      
 
 
◇ 子どもたちの自己肯定感を高める「評価」について、一人一人の学びを支え、気づきを生むものであることが大切であり、児童生徒への応援になっているものでなければならないとお話しがありました。
   自己肯定感が育つことは、他者への尊重や協働する力に繋がります。
   
  
 ◇ 最後に「探究すること」についてお話しがありました。
   子どもたちにとって「主体的・対話的で深い学び」が大切であることと同様に、教師にとっても大切なことである。
   教育という仕事を面白いと思わない先生と一緒にいて、子どもは幸せだろうか?という言葉が心に残りました。
   
 
 ◇ 講演のあと、受講者同士で今日の学びについて意見を話し合いました。
   全職員で子どもたちの現状を話すこと、目指す目標を共有したい、本日の学びを大切に2学期から子どもたちと向き合いたいという意見が出ました。