2.温かなまなざしで子どもを育てる


●講師 吉本総合芸能(NSC)学院 講師 本多 正識 氏
●日時 令和4年8月1日 月曜日 14時から16時
●場所 教育センター 大研修室

個性を発揮し、現在活躍されている芸人さんたちをたくさん見てこられた本多先生をお招きし、子ども一人一人を尊重した教育について考える講座が開催されました。
本講座は、教員だけでなく保護者も参加し、日々子どもに関わるそれぞれの立場から「個性を大切にすること」についてヒントをいただきました。

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◇ 本多先生は、養成所で出会うたくさんの生徒に対して、一切否定せず、全て受け入れているというお話がありました。
「いかに個性を壊さないか」を考え、自分の言葉で生徒の良いところも消してしまうことがないようにしているという言葉が印象に残りました。
「子どもたち一人一人違うということを再認識して欲しい」とお話しくださいました。

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◇ 今、活躍されている芸人さんのエピソードでは、たくさん努力されていることはもちろんのことですが、素直に人の意見を聞き入れることができる謙虚な姿勢、芸人の前に人として魅力的な人であることがうかがえました。
できないことに目を向けるのではなく、その子が好きなことや得意なことをストロングポイントとして育ててあげて欲しいとお話しくださいました。

「欠点は自分で気づくことで直る」「小さいうちに芽を摘んでおく」ということは、子育てにおいても大きなヒントとなりました。
また、教師から見ればたくさんの生徒たちであっても、生徒から見たら先生は一人であり、1対1の関係であるということを意識して欲しいとお話しくださいました。

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◇本多先生ご自身のいじめ体験のお話から、子どもが元気でいてくれることが一番幸せだということ、他人と比べる必要なんてないのだと感じました。

最後に「一人一人が奇蹟の人であり、それぞれの人生の主人公は自分自身です」という先生の温かい言葉が大変印象的でした。
受講者からは、「子ども一人一人に真摯に向き合いたい」「来年度も本多先生のお話しを聞きたい」という感想が多く寄せられました。