8.兵庫県版プログラミング教育スタートパックの活用と実践
  
●講師 播磨東教育事務所 指導主事       柴田 成久 氏
     HYOGOスクールエバンジェリスト 市位 真  氏
●日時 令和4年8月17日 水曜日14時から16時
●場所 三木市立教育センター 大研修室
 
 小学校にプログラミング教育が導入されて3年になりました。
 兵庫県教育委員会が発行している「兵庫県版プログラミング教育スタートパック」を参考に、実践事例や教材を使用した授業づくりについて学ぶ研修が行われました。
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◇ 兵庫県の情報化サイトには、プログラミング教育を授業に取り入れる際に参考になる実践事例や、ICT利活用推進事業の取り組みが紹介されていると説明がありました。
 
  「兵庫県版プログラミング教育スタートパック」には教科ごとの実践事例、各種データが掲載されています。
  授業の取り組みの他、校内研修に活用できるものも多く掲載されており、必要な項目をすぐに活用することができます。
  その他、有効な活用について説明していただきました。
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◇ プログラミング教育の実践について、市位先生にお話しいただきました。
  小学校でのプラグラミング教育は、既存の教科の中で「順序立てて考える」、「課題解決に向けて取り組む」ことが目標になり、プログラミングを行うことで知識や技能を習得するものではないというお話がありました。     プログラミングに親しませるために取り入れたい、コンピュータを使用せずに行う「アンプラグド」の事例を紹介していただきました。
   
  その他、「自動消毒機があったらいいな」という課題から取り組んだプログラミングの事例を動画で見せていただきました。
  低学年からプログラミングの経験を積み重ねていくことによって、色々な取り組みができるとお話しがありました。
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◇ 講座の後半は、実際にワークシートなどの教材を使ったワークショップを行いました。
  スクラッチを使用し、低学年向けにさんぽコースを示したプログラミングを紹介して下さいました。
  目的地に着くために、どのような順序をたどるかを考えていきます。
  同じコースを選んでも、プログラム数が少ないルートがあることに着目し、命令が少ない方が動きやすいことに気づかせるなど、指導のヒントをご指導いただきました。
 
   レゴWeDo2.0を使用した、「イルミネーション」のプログラミングを実践しました。
   LEDの色を変える指示、数秒間点灯する指示、点滅させる指示、繰り返す指示などを考えます。
     子どもたちが喜んで取り組み、達成したことへの価値づけが大切であるとお話しいただきました。
 
 
◇ プログラミング教育を通して、子どもたち自身が課題を見つけ、その解決に向けて考える力をつけることができるよう、授業に取り入れていくことが大切だと学ぶ講座となりました。