子どもたちがつくった「ツマグロヒョウモンのあそび場」についているさなぎ…。「いつちょうちょになるかな・・・?」と毎日毎日眺めていました。

 「まだちょうちょにならないな」と週明けのある日、さなぎをよーく見てみると・・・。
「ちょっといつもと違う!」「(色が)うすいで?中入ってないっぽい!」「ちょうちょになったんちゃうか?」・・・そうです!ちょうちょになっていたのです!大慌てで部屋中を探し回り、「おらへん」「どこ行ってもたんやろ」「もしかして戸が開いた時に出ちゃったのに気づかんかったんかな・・・」とちょっとしょんぼりしていた子どもたち。あきらめかけていたその時・・・  

  

なんと午睡用のゴザの影、窓のサッシのところにいたのです!!

  

みつけた時のこのなんともいえないこの表情 ε-(´∀`*)ホッ(このちょうちょのあそび場を作った子です)

それからはみつかったのが嬉しくてツマグロヒョウモンと離れたくなくて「もう逃がさへん!」と言っていました。でも、せっかく生まれた命だし、そのままもかわいそうだしとしばらく葛藤していたけれど「一緒に写真撮ってから、逃がす!」と自分で決意したのでした。それが下の写真です。

みんなで窓から「来年も来てね~!」とちょうちょの無事を祈りつつ、見送ったのでした。ちょうちょの成長をみんなで喜び、見守ることができた子どもたちでした。よかったよかった!
ちなみに、ちょうちょの羽化は、さなぎになってからおそらく12日目くらいだったようです。

  

ツマグロヒョウモンとのお別れから数日後・・・・
 あんなに別れを惜しみつつ、挨拶したはずなのにお部屋に「あのちょうちょなんじゃないの?」
  
もしかして、帰ってきてくれたのかな?みんなの描いたビオラの花の絵に時々とまってくれるのでした。