<エコロコまつぼっくり体験をしたよ! からの続きです>

 

人と自然の博物館のすぎちゃん先生が、体験授業の中で

まつぼっくりが閉じている状態で瓶の中に入れ、乾燥させると、

まつぼっくりを瓶の中に閉じ込めることができる、というお話をしていたのですが、

たまたま、すぎちゃん先生が言われていたように、

瓶の中にまつぼっくりを閉じ込めてそれを園に飾っていた先生がいたのです!

すぎちゃん先生が帰った後、

それを子どもたちに見せると、子どもたちは大喜び(^0^)

   

「ちょっと、水入れてみよっ!」「そうしよ!」と新聞紙を敷いて用意をし始めました。

      

   

子どもたちは、早速瓶の中に水を注ぎ、「まつぼっくり、もうしぼむかな?」「まだかな?」と

今すぐにでも変化があるんじゃないかと楽しみに見ていました。

一方私達大人は、密かにしぼんで取り出すまでに丸一日はかかるだろうと思っていました。

給食の時間も近づいていたので、瓶の場所を移動し、明日の朝様子に気づけたらいいかなと思っていました。

ところが!

      

「あ、取れた!」

なんと、水に浸してから、たったの21分でまつぼっくりのかさはしぼみ、

簡単に瓶から取り出すことができたのです!

 

すると、その時、一人の子が

「じゃ、1個はそのまま水に入れといて、もう1個は外に出して、違いを調べよう!」

と提案しました!

すごい!その視点は、立派な科学の実験です!!!

そこで、取り出したまつぼっくりをそのまま外に出し、

瓶の中のまつぼっくりはそのまま水に入れておいておくことにしました。

   

 

翌日朝、まつぼっくりを見てみると・・・

昨日あんなに早くかさがしぼんだのに、今日になってもしぼんだままでした。

「あれ~?まだ開いてないな」

子どもたちも予想外の結果でした。

実験の結果、結局かさが開くまで3日近くかかりました。

種を守るために、水分を感じるとすぐに閉じ、

中の種までしっかり乾くのに時間がかかるのでしょうか。

かさの開閉で、かかる時間が違うのに驚きでした!

 

こうして、エコロコ体験から、子どもたち発の実験に繋がり、とても興味深かったです。

これからも、子どもたちの試してみたい!という気持ちを大切にしたいと思います。